渡辺竹清先生の作品にはこのような平らな盛皿がある。大きさは40センチ足らずだろうか網代の編み込みを鑑賞するには最高の作品だ。
実は贅沢なことに、この網代模様のひとつを小さな作品にしたような直径14センチの小皿をデスクの上で使っている。
一点限りの煤竹盛籠はガラスケースにしまわれているが、この小皿を毎日見ているのでこの盛皿にも自然と親近感がわいて馴染みがある。
しかし、この煤竹盛皿を特に気に入っているのは銘の部分だ。渡辺竹清先生の作品は店舗だけでなく普通に自宅で使っているので、かなりの点数あるのだがどの作品の銘よりも手が若い。一体いつ頃の作品だろうか?そんな事を思いながら眺めていると又楽しいものである。
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