先週にご紹介した渡辺竹清先生作の線磨き四ツ目文庫のインパクトが凄いので、又同じものを掲載していると思われるかも知れない。外観だけをパッと見ただけでは区別は確かにつきづらい。
しかし、これこそ前回の線磨きが更に進化した文庫なのである。
渡辺先生が渾身の技で製作されたと話す竹肌にクッキリと浮かびあがる真っ直ぐな線。
見惚れている場合にではない、上蓋を開けるとどうだ。渡辺先生の真骨頂である見事な網代模様で内側は豪華絢爛に飾られているのである。
外側の意匠に圧倒されていたのに、文庫の中身が更にこれだから言葉を失ってしまう。
先生がずっと手元に置いておきたかったという思い入れのある二つの文庫、ようやく竹虎にやってきた。
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