無塗装の竹箸に匠の技

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「無塗装のお箸はありませんか?」たまにお客様からお尋ねいただく言葉です。竹箸をはじめとした竹カトラリーや竹丼など食卓で使う竹製品には、ほとんどクリア塗装がほどこされています。生の竹は論外としても油抜き加工した竹材でも湿気の多い台所での使用にはカビや調味料等によるシミなどが考えられるからです。


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なので、この無塗装竹箸はかなり珍しい製品です。管理が難しいので職人が少しづつ手作りしていて在庫を置く事もありませんので納品までにお待ちいただく場合が多いお箸です。


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ただの無塗装箸といだけではありません、持ちやすいように長方形に削られている持ち手部分。


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敏感なアレルギー体質でクリア塗装のものであってもお使いいただく事のできないお客様には喜んでいただけるかと思いますが、すべらないようにと先端まで綺麗な四角形をしていたり、箸先を長く皮むきするなど熟練の職人技と、箸づくりにかけている心意気を感じる竹箸です。


虎竹箸は管理や耐久性を考えて無塗装にはしていません。そのかわりクリア塗装ではなく漆で仕上げているのです。




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