竹は社会的に低く見られてきた

 
竹虎四代目(山岸義浩)


竹の仕事は社会的に低く見られてきた歴史があるからだろうか、特に年配の職人は仕事を見られる事を嫌った。写真などもっての他だと怒りだす、「竹細工と知られると、めんどい(恥ずかしい)から材料は家の裏に置いてくれ」とも言う。しかし、本当にそうか?これだけ美しく、機能的で人々に喜ばれる竹がそうか?家業を継いでから、そのような場面に出くわす度にずっと違和感を感じてきた。


虎竹の里


この成り立ちには、おそらく竹特有の性質も関わっている。竹は生活のあらゆる場面で活用されてきたが地下茎をしっかりと張って伸びていくことから防災面でも大きく役立ち沢山の財産や人命を助けてきた。台風銀座とも言われる高知のような豪雨地帯に暮らしていて、荒れ狂う川の流れを頻繁に目にする自分などからすると現在のように土木工事が発達していなかった時代に護岸用として植えられた竹はどれだけ頼もしく見えた事かといつも思う。


職人の手


そして、そんな川岸に生える竹には、山林で一本づつ厳しく管理されていた樹木と違ってハッキリとした所有権はなかったのだろう。しかも、毎年どんどんと生えて3ヵ月で親竹と同じように繁るので少しくらい伐ったとしても誰に咎められるでもない。自分の土地も持てなかった人々にも元手不要の生業として歓迎されたと想像するのだ。


何せ本物の竹職人は刃物ひとつあれば何でも作りだす。竹を伐り倒して束にする際にも紐すら不要だ、近くの柔らかい若竹をパッと伐ったかと思うとパンパンと割ってロープ代わりにする。縛り目をクルクルッとねじって重たい竹をまとめてしまう、何と格好が良かったことか!


箕


思うに竹は柔と剛の相反する性質を併せ持つ不思議な素材だ、その加工性の高さで日本人との数千年の共に歩んできた。そして、竹をとりまく人々の向き会い方も、時と場合によって「聖」であったり「俗」であったりまるで正反対なのだ。このことは竹の世界を深く魅惑的なものにしていて心を掴まれたら離してはくれない。


携帯する竹箸

 
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環境意識の高まりと共に広く知られるようになった携帯箸ですがお使いの方はおられすでしょうか?色々なタイプの携帯箸があって竹虎の竹箸もハーフサイズで使用時にはネジ込みで継いで使うものもありました。マイ箸ブームは一時の流行のようなものでしたけれど実は自分は今でも箸袋に入れて常に鞄の中に入れて持ち歩いています。外食のお店ではプラスチックのお箸の店も多くなりましたし、竹の割箸でも国産でないとあまり使いたいくないからなのです。




たまたま世界遺産白川郷の合掌造りの記録映画を拝見させてもらいました、他の場所にあった古民家を移築する一部始終を映したものでしたけれど礎石という柱をのせる石の設置からはじまり圧巻でした。昔の民家では煮炊きや暖を取るのにもカマドや囲炉裏で火を燃やします、そしてその煙に燻されて100年、200年と経過して出来た竹が煤竹なのです。竹細工で煤竹が珍重される理由がお分かりいただるのではないかと思いますが、その煤竹で名作を創り続けてこられた渡辺竹清先生から頂戴したサムライの刀を模した遊び心あふれる携帯箸。いざ食事となって鞘に見立てた丸竹から煤竹箸の刀をぬくとツバが箸置きに早変わりします。




こちらは竹虎で最高級の虎竹携帯箸セットです。吟味した虎竹を使った逸品、当たり前に見ていましたもののレアな箸箱。ご存知ない方がほとんどだと思ってYouTube動画をあげさせてもらっていました。


もうひとつ修理したスズ竹市場籠

スズ竹市場籠、竹虎四代目


スズ竹の開花で材料不足が続いていると先日からお話しさせていただいております。そんな中、ちょうどこの竹籠を編むだけの長いスズ竹素材があって一番大きな特々大のサイズより更に大きな市場籠が編み上がりました。しかしこれだけ大きいと女性の方には不向きかも知れません、あれもこれも入ってしますので、つい買い物をしていたらお財布も大変ですけれど重たくなって持ち運びも大変です^^;


スズ竹市場籠


そういえば一昨日にスズ竹市場籠の修理のお話をさせてもらったばかりですが、こちらの籠も修理させていただいたものです。両サイド下角部分をご覧いただきますと少し色目の違う竹ヒゴがお分かりでしょうか?


市場籠修理


古い竹ヒゴと新しい竹ヒゴが分かりやすくて修理した跡がハッキリ確認する事ができます。傷んだり壊れたりすれば何でも新しいモノが手に入る時代に、このように手直して一つの竹籠を大事に長く愛用する文化はきっと次の世代にも伝えていかねばなりません。


真竹買い物籠修理


竹虎スタッフが入社以来毎日会社にもって来ていた磨きの手提げ籠、真新しい竹ヒゴが目立っていましたがもう随分と落ち着いて馴染み出してきた頃です。




本気で使える深竹丸ざるに、チビタケナガシンクイムシ

竹ざる


竹を喰う虫の話を時々させて頂きます、毎年今頃になってくると持ち上がってくる本当にやっかいな問題です。この超強力!頑固職人がガッチリ編み込んだ本気で使える深竹丸ざるに入っているのはチビタケナガシンクイムシ。タケトラカミキリと共に竹の二大害虫となっていますが身体が小さいだけあって細やかな竹細工にも入り込む手強い虫です。


簾、害虫


前にもお話しした簾にもチビタケナガシンクイムシの魔の手は伸びています。夏が近づいてきて、いざ出番となって見てみると、このような竹粉が落ちているのです。このような時にはまず熱湯消毒、熱いお湯をかけるだけでなくて大きな容器があれば少し浸しておく事も有効です。


簾、チビタケナガシンクイムシ


竹の虫は硬い皮の部分は食さず内側の身の部分に穴をあけて食べていきます。タケトラカミキリのようにある程度大きな虫でしたら身を薄く削っている製品は食べずらく敬遠していますけれどチビタケナガシンクイムシは細く薄くとった竹ヒゴにも入ってしまうのです。


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小さな竹細工から、このような大きな竹細工まで見境いがありません。熱湯消毒で対抗する場合、一度や二度の熱湯処理では不十分な場合も多いです。今回は何と中一日おいた四回目の熱湯処理だったのにもかかわらずこうして虫が三匹も出できました。


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竹の伐採時期を決めて、しっかり管理しているのはひとつにこの害虫対策があります。しかし、いくら旬が良くても虫が喰う竹がありますし、試しに最悪の時期に伐採しても喰われずにいる竹もあります。大自然の中で生かされているのは人間も同じ、完全にコントロールできるはずもなく決め手がないまま虫との付き合いはずっと昔から続いてきているのです。


竹籠や竹ざるをお使いになられる皆様にも是非知っておいて頂きたい竹の虫、ただ長く戸棚にしまう様な事をせず毎日使う竹ざるは不思議と喰われる事はあまりありません。その竹編みへの愛着が虫を遠ざけているのかも知れません。





修理完了!スズ竹市場籠

 
スズ竹市場カゴ


もう何年になるでしょうか?随分と前にスズ竹市場籠をお求めいただいていたお客様から籠の一部を修理して欲しいとのご連絡をいただきました。竹はしなりや粘りがあるものなのですが、そんな竹素材の中でも特にスズ竹は強く堅牢です。重たい荷物を入れてもビクともしない特性を活かして昔なら行李が大量に作られましたし、現在では大型の市場籠に編まれています。


スズ竹カゴ


編みあがったばかりのスズ竹の竹肌はこんな色合いですから、飴色に変色した買い物籠をどれだけ長くお客様がご愛用いただいているかが分かります。


スズ竹市場籠


しかし、普通に見ていたらどうともない市場籠の底部分を見てビックリ!


スズ竹市場籠修理


これは只事ではありません。日常使いしていてこのように一部分だけ穴が開くなど考えられませんのできっとペットにかじられたのではないか?そう思ってお尋ねしてみたら、いつも自転車のカゴに入れてお使いだそうなのです。


スズ竹市場籠修理


そこで、自転車カゴにいつも触れている部分が擦れてしまったそうです。口巻の籐もギッシリしっかり巻かれているので、このように傷むのは不自然です。しかし擦り切れたというのでしたら納得です。


スズ竹市場籠修理


さっそく新しい籐で巻き直しです、古い籐とはどうしても色目が違ってきますがそれは皆様に勘弁いただいております。また数年お使いいただくうちに目立たなくなります。


スズ竹市場籠修理


籠の底部分もこの通り、どこを修理したか色の違う竹ヒゴが無ければ分からないくらい完璧に修理されています。


スズ竹市場籠修理


竹細工の良いところは竹が身近で成長が早く材料が無尽蔵と言ってよいほど豊富な事。柔と剛という相反するような性質を併せ持つ不思議な素材だから様々な形に加工が出来る事。そして、出来あがった籠やザルは万が一傷んだ場合にも修理をして再び同じように使える事です。


120年に一度という開花でスズ竹の材料不足が続く中、ご迷惑をおかけしている方々も少なくありません。スズ竹の竹林の様子など今までご覧になられた事はあまり機会はなかったのではないでしょうか?一度ご覧いただき山々の竹に少しでも心を向けていただくと嬉しく思います。




黒竹ビール運びの夏

黒竹ビール運び


夏といえば必ず登場する竹細工のひとつに黒竹ビール運びがあります。はじめてご覧になられる方も多いかも知れませんが、2本用、3本用、4本用とあって、4本だと結構重さもある瓶ビールをしっかり受け止めて持ち運べる強度も十分の黒竹製品です。


竹根栓抜き


現在はご自宅で晩酌にビールだと缶が多いように思います。自分の小さい頃には普通にあった竹根の栓抜きなども、もしかしたら珍しいのでしょうか?


黒竹


さて黒竹ですけれど、黒い色合いが美しく細身の竹なので丸竹のまま使われる事も多い竹です。


黒竹玄関すのこ


このようなお客様のご要望サイズで別誂えした玄関すのこにも黒竹を使います。ただ、竹は真っすぐだと思われる方が多いようですが、そのような竹は一本もありませんのでこのような製品に製造するため黒竹をまっすぐに矯め直す加工が必要なのです。




曲がった竹をこのように矯正する熟練の技がある一方、黒竹ビール運びのように曲げていく仕事もあるから職人の仕事は奥が深いです。


黒竹ビール運び


黒竹ビール運びを底部分からご覧いただきますと、曲げた黒竹ばかりで作られているのがお分かりいただけます。矯め直されて真っ直ぐになるのも竹、S字カーブのような曲線を作り出すのも竹、竹はどこまでも面白い素材なのです。


浜で働く竹ざる達

 
竹ざる


竹細工といえば山間部で作られている印象があるかも知れませんが、実は海で働く竹籠や竹ざるも多かったので漁港近くに暮らす竹職人も多かったのです。高知では今でも港に行くとこうとして普通に竹が多用されていてホッとさせられます。


漁港


梅雨の晴れ間、潮の香りに誘われて波の静かな船着き場を歩きます。


干しざる


海鮮加工場では美味しそうなイカが竹ざるの上で干されていました。これからの土用干しに皆様にお使いいただいている国産竹ざると同じような形です。


重なった竹ざる


その奥には、もうもうと湯気の立ち込める大きな釜があって傍らには竹ざるが積み上げられています。この季節だと沖で獲れたウルメイワシを茹でる時にこの竹ざるを使うのです。


干し場


ウルメイワシは高知の海でも沢山獲れますので釜茹でしたシラスを最近では丼にしたり、ソフトクリームにふりかけたものまであります。ソフトクリームにシラス!?と驚きますが塩気が効いて実は悪くありません(笑)。


ちりめんじゃこ


一番良い時期はカタクチイワシの獲れる秋だと言いながらシラスを更に乾燥させて、ちりめんじゃこにしていきます。


プラスチック製ざる


今の時代です、釜揚げしたシラスを入れたり干したりする時には竹ざるを模したようなプラスチック製のものも沢山あるようです。しかし、浜辺でお仕事される方々は決まって竹がいいと口を揃えて話します。


竹ざる


どうやら竹ざるだとシラスを入れたまま持ち運びする際に重ねても適度な空間ができるのが良いようです。


竹ざる


何十枚と使う竹ざるに、それぞれの屋号など書入れるのは農村でも漁村でも同じです。今年も新調したり、壊れたものを補修したりしながら竹と共に続いてきた仕事があります。


竹炭マスクを作りました。

 
竹炭マスク、竹虎四代目(山岸義浩)


今回のコロナウィルスでは感染予防のためのマスクが不足して大変だったと思います。値段が上がるだけならまだしも近くのコンビニには当然何も無くなっているし、元々ドラックストアなど少ないですしインターネットでもいつ手元に届くか分からず一時は困り果てたものです。


竹虎四代目(山岸義浩)


竹しかない虎竹の里で苦肉の策として考えたのが虎竹マスク!通気性抜群ですから飛沫感染には全く役には立ちませんけれど、今回のコロナでは自分の鼻や口を不用意に触ってしまう接触感染が主だとも聞いてましたので、その意識付けにはにはなるなと思っていたのです。まあ、実際は途中で頬が痛くなるほど付け心地が良くなくて実用には至りませんでした(笑)。


竹炭マスク


今回の竹炭マスクでもウィルスは通過する可能性がありますのでコロナウィルスなど感染症にかかるリスクを完全に回避することはできません。しかし他者への飛沫感染予防と、半分冗談の虎竹マスク同様に鼻や口に触れる接触感染を防ぐには役立ちます。


中には消臭効果の高い竹炭樹脂綿が入っていて大型サイズですし、厚みがあり温かいので最近ヒンヤリと涼しく感じるマスクがあるようですが、それらとは真逆のマスクです。これからの夏場には不向きですけれど、秋冬の寒くなってくる季節に出番だと考えています。




続・名人作無双籠×漆

無双籠


昨日の30年ブログでお話しさせて頂きました無双籠の色艶をご覧いただきましたでしょうか?そもそも無双籠は冬場のお茶の間でコタツが一般的だった時代には、まるでセットでもあるかのようにミカン等を入れる籠として何処のご家庭にも置かれてた普通の籠のひとつでした。


漆仕上げ無双籠


ある年代以上の皆様はハッと思い出された方も、きっとおられると思いますが、その普段使いしていた籠が漆を塗布する事によって生まれ変わったのです。この深みのあるテリ感!いつもの無双籠と比べてみれば一目瞭然、これだけ色合いが違います。長く日本で使われ続けてきた漆を改めて見直してしまいます。




YouTube動画をご覧いただきました皆様はご存知のように何故このような加工をすることになったかと言いますと実は海外に暮らされているお客様からのオーダーだってのです。お住いの国は非常に湿度が高く日本の竹籠を何度か持って行ったそうですが、どれもダメになってしまうので何とか方法がないだろうか?というご相談でした。そこで耐久、耐水、断熱、防腐性に優れていて現在でもこれに勝る合成塗料は無いと言われる漆を塗布することにしたのです。


オールド無双籠


以前も一度ご紹介いたしましたこの無双籠はまた雰囲気が違うかと思います。これは時間の経過で白竹が飴色となり見ようによりましては、まるで漆でも塗布しているかのように変色しています。しかしこれは自然に長い時間をかけないと生まれない風合い、また格別の貫禄を醸し出しています。


名人作無双籠×漆

 
無双籠


無双籠に漆を塗ると風格というか気品さえ感じさせてくれる全く違った籠になりました。白竹と染竹をあわせた籠だったのが良かったのかも知れません、ずっとこうして見ていたい気持ちになるほど本当に美しい籠に生まれ変わりました。


漆塗布無双籠


海外に暮らされているお客様からのご要望があって耐久性を考えての漆加工であり予想はしていたものの竹籠の良さに漆が思っていた以上に馴染んでいます。


無双かご


日本の漆の歴史は何と縄文時代から延々と続いていると言います、塗料として接着剤としても強く耐久性のある漆が人々の暮らしにどれほど役立ってきたのかも物語っています。


無双籠


名人作無双籠と漆の競演、これで末永くご愛用いただけるのではないかと思います。


漆塗無双籠


無双籠


遠く離れた海外に行ってしまう無双籠の見納めです(笑)。




新・山芋籠が出来ました

 
山芋籠、竹虎四代目(山岸義浩)


やはり背負い籠はテンションが上がります。それも今までにないニューフェイス、しかも手直しして新しく完成したものなので格別です。


山芋籠、背負い籠


背負い籠といっても、細身で縦に長い山芋籠。使い道が決まっているのでそうそう出番があるわけではありません、今は季節外れでもありますが嬉しくて背負ってきてしまったのです。


背負い籠、竹虎四代目(山岸義浩)


前に編まれた籠とは形もサイズも同じです。ただ前回は口部分はじめとして銅線で巻いて仕上げられていたのを竹細工に多用する籐で巻くようにしたのです。強度を考えて本体部分には一本多く力竹を回してます、これで見栄えも使い勝手も数段アップしています。




ちょっと違う国産の籐まくら

 
籐まくら、竹虎四代目(山岸義浩)


梅雨真っ盛りでうっとおしい天気が続いています、夜も寝苦しい日が多くなりました。エアコンがあまり好きでない自分でもさすがにタイマーをかけて眠るのですけれど、タイマーが切れたら途端に暑くなって二度、三度と目が覚めることもあります。


籐まくら


平日だとそうもいきませんが寝不足気味で迎える休日昼下がりだと、こんな籐枕があれば最高です。籐は元々日本にはない天然素材ですから100%輸入です、しかし、この籐まくらは量販店などで見かける安価な枕ではありません。海外で編まれて製品となった籐まくらではなく、素材自体は輸入されるものの籐を綺麗に加工して編み上げるのは日本の熟練職人だから形や手触りは全く違うのです。


白竹足付ひとり膳


さて、ここにも籐まくらが...いえいえ違います。こちらは白竹で編まれた一点物の足付ひとり膳、お父さんの至福の晩酌のために一つだけ作られたものなのです。


竹炭のある暮らし

 
竹炭のある暮らし


はプラスチック製品が一般に普及するまでは衣・食・住すべてに関わり人と共にあり続けてきた自然素材です。一時はすっかり忘れ去られてしまった感のある竹が、まだまだこれからではありますけれど少しづつ見直され生活の中に帰って来ていることを感じています。


竹炭飲料水用


そんな竹の中に竹炭があるのです。炭と聞ききますと燃料としか価値がなかったものが現代では竹炭の効能が知られるようになるにつれ飲料用として、または炊飯用として活躍の場を広げてきました。


最高級竹炭で炊いたごはん


美味しいお水になる、ご飯がふっくら炊き上がる...真っ黒な竹炭の意外性があったのかも知れませんがメディアにも多々取り上げていただいたお陰でこの随分と定着してきましたけれど、お使いになられる皆様が効果を実感しないと今まで続いてはこられなかったと思います。


最高級竹炭


ご愛用いただく方々にこれからも長く喜んでいただけるように、昔ながらの土窯にこだわり、竹材にこだわり、手間と時間を惜しまない事にこだわります。もし初めてご覧いただく皆様がおられましたら、「竹炭のある暮らし」というYouTube動画を作りましたので何卒よろしくお願いいたします。




虎竹四ツ目小物籠が新登場

虎竹四ツ目小物籠


仕事用の大きなデスクにパソコンのモニターとキーボードだけしか見えずスッキリとした中で仕事をされている方がいる。あれだけ何も置かれていないと今やっている事に集中できて効率が良いのかも知れない、そう思いながらもとても真似ができないので憧れるだけである。自分の机の上には様々な小物が置かれていてペンを入れたり、あれやこれや入れる竹籠や竹筒がざっと見たところ10個あまりある。


虎竹四ツ目小物籠


使っているうちに渋い色合いに変わった籠には愛着を覚えるのだが、このような小物類をまとめる籠があったらいいなと前から考えていた。自分のデスクでは米研ぎざるを直径12センチ程度まで小さくした横編み籠や渡辺竹清先生にいただいた煤竹小皿など丸型のものも置いてあるけれど、やはり四角い形が使いやすいと思う。


虎竹四ツ目小物籠


そこで、新しく作ってみたのが虎竹四ツ目小物籠。裏返しにした方が虎模様が見えて格好がいい...次回は反対に作っても面白いかも知れない。


伝統の虎竹玉袖垣を製造する

虎竹玉袖垣、職人


竹製の玉袖垣を今回ご紹介してみたいと思ったのには幾つか理由があります。ひとつは、ほんの一昔前まではこのような袖垣が普通に玄関脇などに設えられていたのに今では本当に大きな邸宅であるとか、和風の庭園や特別な場所にしか設置しない竹製品となってしまった事です。


ご存知ない世代の方には信じられないかも知れません。日本は狭いようで広い国ですから、もちろん地域差はあって雪の多い地域では袖垣などあまり使われなかったりしますが、ごく一般的なご自宅の庭に設置されてきたものなのです。


虎竹枝折戸


毎月数回は定期的に10トントラックに袖垣を満載して出荷していた程ですし、イベント等に出かけて行っても4トン車くらいの製品は空になるほど人気と言うより当たり前に使われていた製品ですから少なくなったとは言え現在も需要はボツボツとあります。海外からの輸入品をホームセンターで見かけることもありますから、この虎竹枝折戸等と同様にやはりそれなりに流通している庭園用品ではあります。


竹虎職人


袖垣を初めてご覧になられた方の多くが口にされるのは、一本の柱をそのまま使っていると思っていたのに細くわった虎竹を孟宗竹の芯に巻き付けている手のかかった細工への驚きです。そこで、少し長めのYouTube動画となりましたものの竹枠組みから仕上がるまでをご紹介することにしました。どうかご覧ください。



虎竹福音鈴が編み上がるまで

虎竹福音鈴


虎竹御守り福音鈴をウェブサイトで紹介させていただいております。昔から鈴の音は邪気を払う御守りとしてありましたけれど、虎竹と組み合わせることによって「千里往って千里還る」と諺にある覇気の象徴の虎と、松竹梅にあげられる縁起のよい竹の生命力とで稀にみるラッキーアイテムではないだろうかと思っています。


虎竹、竹虎四代目(山岸義浩)


ちょっと変わった色合いの竹の鈴で「日本唯一の虎竹」を初めて知る方もおられるかと思っています。編みこむ竹材は少ないとは言え、近年は虎模様が少なくなってきて鈴のように細かい竹ヒゴにすると模様が全く入っていない竹もあったりして若干苦労もあります。福音鈴の音を一番頼みにしているのは、もしかしたら自分なのかも知れません(笑)。




竹炭(バラ)を消臭や湿度調整に使うには?

竹炭(バラ)


土窯にこだわり孟宗竹を使って焼き上げられる竹炭には400程度の低温で焼かれた竹炭(バラ)と、1000度の高温で焼き上げられた最高級竹炭があります。今日の主役の竹炭(バラ)は低温で焼かれた竹炭になり、価格も少し低めで見た目も(バラ)と言うくらいなので形が揃っているわけではありませんが、ある特徴においては最高級竹炭よりも優れた機能性をもっていると言われます。


竹炭(バラ)


実は竹炭は燃焼温度によって性質が変わりますので低温の竹炭(バラ)はアンモニアのようなアルカリ性物質をよく吸着してくれます。室内やトイレなどの消臭用として広く使わるのがこの竹炭(バラ)で竹虎でも事務所に置いています。湿気の多い時に湿気を吸収し、乾燥してくると吸収した水分を放出して室内の湿度を調整する調湿機能にも優れているのもこの竹炭(バラ)です。


竹炭籠


竹炭(バラ)籠


この竹炭(バラ)をスタイリッシュに置いていただこうと随分前から製造しているのが黒編み竹炭籠、もちろん色目は竹炭に合わせて黒色にしてます(笑)竹炭を入れなくても皆様のアイデアで色々とご愛用もいただけます。


竹炭(バラ)の使い方


黒編み籠の形は丸型、角型の他にも蓋付きで3種類用意していて下駄箱や押し入れや、またお部屋にあわせてお選びいただけるようにしています。主に消臭用として使う竹炭(バラ)のご使用方法を詳しく説明していますので是非YouTube動画をご覧ください。


竹炭(バラ)




足付台所籠の作り方

足付き台所籠


三種類の竹籠があります、どれも淡竹で編まれた見慣れた籠で日本の暮らしの中にずっと自然に馴染んできた竹達です。一番小さい籠は少し青みがかっているのは竹の種類が違うワケではありません、編み上がったばかりなのです。


菊底編み籠


外に広がるように並べた幅広の竹ヒゴに細くとった竹ヒゴをグルグル巻きつけるように編んでいく菊底編みの台所籠。どこにでも普通に見られている珍しくもない竹細工のように思われがちですが、国産の竹にこだわり昔ながらの日本の伝統の技で作られる籠は少なくなりつつあります。


菊底ざる


あまり気に留められる事もない竹籠、ましてやどうやって編まれているのかご覧になられた方などいないかも知れません。


菊底編み道具


「コマ」と呼ばれる道具があります。これらの菊底編みは、かっては専門に作る職人がいたと言われるこの道具からはじまるのです。




続・只今、日本唯一の虎竹の里は「リアルたけのこの里」

竹虎四代目(山岸義浩)、虎竹筍


昨日の「リアルたけのこの里」の続きです。日本唯一の虎竹は淡竹の仲間ですからそこまで大きな竹は多くありません、孟宗竹のような太さの竹は皆無で真竹に比べても少し小振りです。


虎竹若竹


今いる竹林でも本当は太くて身の厚みもある竹を期待していますが、なかなか見当たらないようです。それでも次から次へと伸びて筍から竹になりつつある虎竹は頼もしく顔は思わずほころびます。


淡竹筍


淡竹筍


虎竹の筍の先端にご注目ください。驚愕の生命力を誇る竹のパワーを感じませんでしょうか?下の筍などまるで緑の炎が燃え上がっているようです。


虎竹若竹


真竹や孟宗竹の竹皮は斑点が入ってまるで虎竹のようにも見えるせいでしょうか?「これが虎竹の竹皮ですね」とお客様に尋ねられる事がよくあります。ところが、虎竹の成竹には虎模様が付きますけれど不思議なことに竹皮には模様が全くありません。


日本唯一の虎竹竹皮


どうでしょうか?これが虎竹の竹皮ですので模様がないことが良くお分かりいただけるかと思います。なので竹皮おにぎり弁当用に販売している国産竹皮は一枚残らず真竹です。あの斑点模様がないと竹皮らしくないのかも知れません。




只今、日本唯一の虎竹の里は「リアルたけのこの里」

虎竹若竹


虎竹の里は、まさに「リアルたけのこの里」。次々に新しく活力のある筍が頭をだして、どんどんと伸びて行ってます(笑)。今日は気持ちのよい青空が広がっていますけれど、梅雨時の水の豊富な時期には「雨後の筍」という言葉通り生えてきて何と一日に120㎝も成長する事がありますから筍の成長力は凄まじいものです。


「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」と言う言葉があります。志ある者は常に成長していて3日会わなかったら別人のように大きくなっている、そんな意味かと思っていますが筍の季節の竹林が全く同じで次の日、その次の日でも竹林の景色は全く違います。




本日は虎竹の筍が若竹になりつつある画像をご覧いただいています。もしかしたら青々とした竹なので「虎模様が付いていない...」と疑問に思われている方がおられるかも知れません。しかし、虎竹も若いうちは他の竹と同じように青い色合いをしていて虎模様が浮かび上がるようになるには3年程度かかります。


孟宗竹若竹


そこで、少し前に既に若竹になっている国内最大級の孟宗竹と見比べてみましても見分けが付けられません。太さの違いは竹の個体によるので、ご注目いただきたいのが竹の節です。


竹虎四代目(山岸義浩)


虎竹は淡竹(はちく)の仲間なので節が二本の線になっているのに対して孟宗竹は一本です。この辺りの事は、先月の8日に公開させていただき既に再生回数が1万回を超えておりますYouTube動画で詳しくお話しさせてもらってまいす。よろしければご覧ください。


虎竹筍


立派な虎竹の筍が生えています、近年太さのある竹は少ないので期待の新人です。




梅雨時の青竹踏みについて

竹踏み(炭化竹)


梅雨がやってくると気になるのが「カビ」です。特に孟宗竹や真竹を素材に近いまま使う青竹踏みなどには毎年カビには神経を使っています。この時期にはカビ防止、虫防止に効果のある高温と圧力で炭化加工した竹踏み(炭化竹)が頼りになります。しかし、炭化した茶色の色合いに好みが分かれるのか?やはり、せめて最初だけでも青竹踏みは青々とした竹の色を感じられたい方も多いのか?定番の青竹が人気傾向ではあります。


青竹踏み乾燥作業


青竹踏みは竹を半割にしただけの簡単な加工品と思われがちですけれど、油抜きという加工をして余分な油を取りのぞき耐久性を高めています。青竹踏みと言えども実際は「青竹」ではないのです(笑)また、竹虎の製品は強度を保つたけに全ての竹踏みに2節入れています。竹は節間が長かったり、短かったりしますので使えない竹材もかなり多くでます。


とはいえ大量に伐採した竹材から数百単位で加工していきますので品質管理は大変です。晴れた日には天日干しをして、天気が悪ければ大型扇風機で風を当てて水分量が適正になるまで乾燥させています。お手元に届きましたらすぐに開封して、湿気の多いところで長期間保管したり、ビニール袋に密閉したりすることは避けてください。そして、こちらの動画にありますように正しくお使いいただき健康にお役立ていただきたいと思っています。




スズ竹市場籠はじめスズ竹製品のその後

スズ竹市場籠


自分の持っているスズ竹市場籠は特々大より更に大きな幅51㎝×奧行28㎝×高30㎝の超特大タイプ、持ち手は藤巻きで普通のビニールパイプよりもかなりしっかり持ちやすい感じです。しかし、このサイズでは買い物した品物を入れると女性の方には少し重たすぎるように思います、買出しであれもこれもと欲張ってご購入される男性の方には良いかも知れません(笑)。




前にもお話しさせて頂きましたように120年に一度と言うスズ竹の開花がありました。YouTube動画でご覧いただきショックを受けた方もおられるかも知れませんが、まるで枯れススキを見ているようです。


スズ竹弁当箱


竹がなくなるという事は実は自分達にとっては深刻な事で、良質の竹材が手に入らないからと言う理由で大きなメーカーさんの廃業があるほどなのです。竹弁当の中の竹弁当と常々言っていますスズ竹弁当箱も無くなってしまうのでしょうか?


スズ竹魚籠


スズ竹一本手提げ籠


軽くて丈夫なスズ竹魚籠や、以前は職人さんが作ってくれていた一本手のスズ竹手提げ籠などレアな籠は無理としても定番的なスズ竹は少しづつでも続けていきたいと強く思っています。


スズ竹市場籠、竹虎四代目(山岸義浩)


竹材自体が少なくて選り好みできる状態ではありませんので若干竹ヒゴの色合いが違う等見栄えに違いがあるものの、スズ竹市場籠が出来あがることがあります。品切れでご迷惑をお掛していますけれど、ウェブサイトの買い物カートの下に「入荷お知らせメール」というリンクがありますので、そちらからご登録しておいて下さい。いつになるかお約束はできないのが心苦しいですが、ご用意できました際には優先してお知らせさせて頂くようにしています。


忘れるくらい長く愛用する虎竹水切りステンレスざるの作り方

虎竹ステンレスザル


幸運のシンボルとして知られる馬蹄型が特徴と言えば虎竹水切りステンレスザルです。40年使ってもまだまだ現役という耐久性と4種類のサイズがあってキッチンで色々と活躍することから地味ながらも長く人気を続けているひとつなのです。ところが、これだけのロングセラーになっているステンレスザルですが金網部分から作られている事をご存知ないユーザーの方がほとんどだと知りました。


皆様が台所でお使いいただいているザルひとつひとつが平らなステンレスの金網を型にはめ手作りされています。長い間には色々なお声を頂戴しました、部材を変更したと事もありますし、ある時には鉄工所にお願いして特別に誂えてもらった型から見直しながら少しづつ改良して現在に至っているのです。手際良く完成するステンレスザルの仕事ぶりは、何度も何度も失敗や試作をしながらようやく辿り着いた職人の努力の賜物です。




シダ編み籠とメゴ笹洗濯籠

シダ編み籠


シダ編み籠ほど耐水性のある素材は他にはなかなか無かったのでプラスチックの大量生産が始まるまでは台所では食器籠として、お風呂の脱衣籠として欠かせない暮らしの道具でした。年配の方にお話しを伺うとシダを専門に扱う業者がいたそうなので、現在のように職人が自ら山に入って自分が編むだけの材料を集めるような事とは比べものにならない程、大量の籠が必要とされ生産されていたのです。




現在では編むことの出来なくなった、ざっくりと編まれた大ぶりな籠はどこの家庭に行っても一つや二つはありました。小学校の頃は山鳥を捕まえるワナを仕掛ける際にシダを使うこともあって素材の特性は自然と知っていましたので、それを籠にするのは理にかなっているなあと子供心に思ったこともあります。


メゴ笹籠


実はメゴ笹洗濯籠とシダ編み籠は性質が似ていて編まれる籠の形も同じようなものがあります。高い耐水性もそうですが伐採してからすぐに編まないと硬くなって使えなくなるのも同じです。普通の竹材なら長期間材料として置いておけますが、シダやメゴ笹は素材のままの保管ができないのです。近年、シダ編み籠もメゴ笹籠もほとんど見られなくなった理由にはこのような素材の特性があります。




孟宗竹の筍が若竹になる

孟宗竹皮


孟宗竹の竹林に入ると今年生えた筍がまさに今、若竹になろうとしています。竹の成長にも随分と差があって、早く生える筍もあれば遅くに生える筍もあります。しかし、やはり早く出た長男は養分タップリですから伸びが良い、竹皮もツヤツヤであれよあれよと言う間に大きくなっていきます。


おっと長男か長女かはまだ分かりません、そもそも竹に男女があるのか?そう思われそうですが実は稈の一番下にある枝が一本だったら男、二本なら女竹と言われます(笑)これから竹になろうという時です、見分けられるのはもう少し先になりそうです。


筍


日本最大級の孟宗竹の成長する様はいつ見ても気持ちが良いもの、迫力があります。こうしてご覧いただくと周りの親竹たちが優しく見守っているようです、植物もこうして見ると人間や動物と同じだとつくづく感じます。


竹皮


さて、こうしてドンドンと成長してわずか3カ月で20数メートルの大きさになる孟宗竹です。その過程で筍だった時の外装とも言うべき竹皮を脱ぎ落していきます。


孟宗竹


青々とした若竹の上の方に付いている竹皮も近いうちにはがれ落ちます。今でも高級和牛の包装には使われている竹皮には抗菌作用があり様々な食材に使われたりオニギリ弁当などでも馴染みの方も多いかと思います。


竹皮オニギリ弁当


竹皮は乾燥させると少し硬めの使い心地ですけれど耐水性が高いので大胆に水につけていただいて結構です。そうすると驚くような柔らかさになり使いやすくなります。それでいて、ちょっとやそっとの事では破れたりしませんので昔から非常に重宝されてきた素材なのです。


孟宗竹


そんな竹皮も多くの安価な輸入品が入ってきて現在では国産の竹皮などほとんど見当たりません。


竹皮


竹皮草履を日本のフローリング履きとして30数年かけて育ててきたという自負と共に人一倍思い入れが強いのは、これだけのスグレモノの素材で毎年毎年いくらでも出来る国産竹皮が全く使われずに竹林で出番を心待ちしているからです。


国産竹皮草履


早くも6月となり梅雨入りした地方もあります、自分は一年中、家でも会社でも場合によっては外履きにも竹皮なのでジメジメするこの時期は竹皮草履なしでは暮らせません。初めての方でも素足の10倍気持ちの良い履き心地を知ったなら絶対に手放せなくなるはずです。




何っ!?前歯が一本しかない!?竹炭歯磨きホワイトニング効果

竹虎四代目(山岸義浩)


「何っ!?前歯が一本しかない!?」


話せば長くなりますが、笑顔で写真に撮った写った自分を見て愕然とした話からさせて下さい。前歯が抜けたように見えるのは、茶色く汚れていて遠目写る画像には歯がないように見えていたのです!何故気づかない内にこんなに汚れてしまっているのか?朝晩ハミガキもしているのに...?


竹炭歯磨き、竹虎四代目


原因は2つ考えられました、一つ目はイソジンでのうがいです。実はコロナウィルスの流行前の今年1月中旬から喉の調子が悪かったのです、下旬にはパリの竹展示会に行く予定でしたので旅先で風邪でもひいたら大変だと思って、それからずっとイソジンを使っていました。フランス滞在中もずっと使っていて帰国してからの2月は一日一回、更に3月下旬からは毎日朝晩二回のうがいを欠かさず続けていました。


竹炭ハミガキ


二つ目は、やはりコロナウィルスに感染しないように定期的に通っていた歯医者さんをキャンセルしていた事です。その他にも竹炭コーヒーや虎竹茶の開発が立て続けにありましたので、いつもよりコーヒーや紅茶の飲用が多かった事もあるかも知れません。只今製茶中の新虎竹茶には高知県産の紅茶をブレンドしているのです。


竹炭歯磨き、竹虎四代目(山岸義浩)


まあしかし、原因はともかく、とにかく汚いのです。そこで心強い味方、歯のホワイトニング効果のある竹炭歯磨きの登場!実際に磨いて効果を確かめてみる事にしました!鬼気迫るような迫力ですが普通に磨いています(笑)


竹炭歯磨き注意


竹炭歯磨きは竹炭パウダーを混ぜていますのでハミガキ時の飛び散りには注意せねばなりません。白い服やタオルに付くとこんな風にシミになってしまいます。洗濯すればすぐに取れますけれど、出社前に磨いていてカッターシャツに付くと大変です。


竹コップ


そうそう自分はハミガキには竹タンブラーを使っています。1年以上経つのに今でも竹の甘いやさしい香りがします!本当に癒されると言うか嬉しくなる香りです。


竹炭歯磨き効果


少し話がそれましたものの、竹炭歯磨きで2回磨いた結果はこうです!凄いホワイトニング効果ではないでしょうか!?ちなみに虎竹の里竹炭歯磨きには土佐天日塩が配合されています、少ししょっぱい味が良いのですが、製造いただく不動化学さんとは45年来の不思議な「しょっぱい縁」もあって人生は面白いものだとつくづく感じています。この縁については又の機会にお話しさせてもらえたらと思います。