竹虎の最高級竹炭は土窯にこだわり1000度の高温で焼き上げた非常に硬度の高いものです。竹炭は燃焼温度によって性質が異なりますが高温と400度程度の低温との違いは初めての方でも簡単に見分けられる方法があります。それは、竹炭同士を叩いてみるのです、高温で焼かれた最高級竹炭は叩くとキンキンとまるで金属のような澄んだ音がしますし、低温の竹炭は柔らかくて鈍い音がします。
竹炭の一番シンプルで沢山の方がご利用いただくひとつが飲料水用としての使い方です。これからの夏に向かって暑くなってくればピッチャーに水道水と竹炭を入れて一晩冷やした竹炭水が活躍します。そこで、ペットボトルにも入れられるようにと孟宗竹を細長く割って竹炭にしているのです。
ところが、やはり外で持ち歩くペットボトルにわざわざ入れなければならない面倒さで実はあまり皆様の反応は芳しくありませんでした。これなら同じペットボトルを使いまわしできますし、その都度コンビニに行く必要もないものの考えれば少し不便だったようなのです。
だから近年はペットボトル用とはしていますものの竹炭マドラーとしてのご利用が増えています。以前は細い丸竹炭をマドラーにご紹介していました、竹の節などの雰囲気もあって見た目は素晴らしいのですが、中が空洞の竹炭は割れやすいという難点がありました。
さて、竹を細割して焼き上げた竹炭の方はと言いますと、真っ直ぐな竹材も高温の中でねじれや反りができて一本一本個性が出てきます。それも自然素材の面白みではありますものの袋詰めの際にはパッケージに入りやすいように、それぞれのクセが似通ったもの同士を選り分けるようにしています。竹を割る工程もそうですけれど、最後の最後まで地味な手間をかけながらお届けさせていただいているのです。
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