今日も虎竹の里を見学にお越しいただきました。中にはご高齢の方もおられますが多くが若い方々です、竹は日本人の身近にありながら、すっかり忘れられた存在のようになっている事を皆様の表情を拝見させてもらって改めて感じています。
竹に触れたことのない方もおられますので、その特性や加工からお話しさせていただく事が竹製品への理解に繋がります。
知らないと言う点では欧米から来られるお客様と同じですので「竹を知らない世代は海外の方と同じだ」と言ってきましたけれど、実は少し違います。
長い歴史の中で日本に暮らす人々はずっと竹と親しみ触れ合ったきましたので本人さえ気づいていないDNAが隠されているのです。
思えば当たり前に日本唯一の竹林があり、積み上げられた竹があり、工場での製竹、加工、様々な竹細工や竹製品に囲まれて、近くにありすぎて実はこの虎竹の里の価値を見逃していたのかも知れません。一番知らなかったのは自分ではないかと最近思うようになりました。
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