
何が楽しいかと言って、このような大きなメゴ笹籠が編まれている事です。高知伝統の料理に前菜からデザートまで一つの大きな皿に盛り付ける皿鉢料理というのがあるのですが、まるでこの大きな籠は皿鉢の大皿のようです。
メゴ笹は、おかめ笹とも呼ばれていて西日本を中心に広く成育しています。画像でご覧いただけるように凄く密集して生えているので、遠い戦国時代には城や砦のまわりに植えられていて、いざ攻められるとなった時には短くハス切りにして針山のようにして守りを固めたと聞いた事もあります。
元々稈は細いものが多いので、これだけの大きく丈夫な籠を編むとなると太い材料探しだけでも容易ではありません。
編まれたばかりでズシリと重い籠は、しばらく置いておくと見る見るうちに色合いが抜けていき軽くなって扱いやすくなるのです。
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