昨日もお話しさせていただきました通り虎竹の里は日本唯一の虎竹の伐採シーズンで焼坂の山道を登っていくとこのように所々の道路脇には竹が積み込まれているのです。
こうしてずっと繰り返されてきた竹の暮らしが今年も無事に迎えられて感謝の気持ちでいっぱいです。けれども早い時代の流れの中で虎竹の里だけ変わらずにいる事は難しいのです。
山の職人が少なくなり伐採できなくなった竹林も少しづつ増えてきています。わずか1.5キロの間口の谷間と言いますと狭い地域のようにも思われますが峠の標高は228メートルあり広大な竹林が広がります。
しっかり管理された竹林ではまず見ることのないゴマ竹がありました。立ち枯れした竹にゴマ菌が付着したもので、京都の竹林で生産される人工的に光合成ができないようにしてゴマ菌を付着させる銘竹とは似ているようで全く別ものです。
竹林整備を少しづつしていく虎竹の林の向こうから明るい光。信じて前を向くしかありません。
さて、この山の上まで聞こえてくる正午のサイレンの大きな音。虎竹の里にもランチタイムがやってきました、鳥たちのさえずりを聞きながらのお昼休みです。
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