あまり見なくなったせいかハッと目にとまる四ツ目編み蓋付きの脱衣籠が新登場しました。近年、白竹の質も思わしくない中でよくこれだけ程度の揃った竹材を使って編み上げているなと言うのが第一印象です。
美しい編み込み。軽くて手触りがやさしく、しなりがあって丈夫という竹ならではの使い心地のよさ。蓋付きでこれだけのサイズでありながら扱いも簡単です。
角物の竹籠で傷みやすい角の四隅はしっかりと籐巻で補強されています。
通気性のよい脱衣籠としてだけでなくお使いの方次第で色々と活用できる竹籠です。見た目にも清々しく涼しげ、季節はずれではありますが竹虎は竹しかありませんのでご容赦ください(笑)、しかし生活様式も大きく変わってきましたので白竹でも今は一年通してご愛用いただいています。
角物の脱衣籠といいますと今年のはじめから夏にかけて大量に用意させてもらった磨き衣装籠を思い出します。これだけの数を製作する事はなくなりましたので、この写真だけ見ていると昭和初期か?とさえ思ってしまうそうです。新登場した白竹蓋付き脱衣籠は当然沢山作る事はできません、ひとつ、ふたつお使いいただける方にお届けできればと思っています。
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