とある勉強会で登壇された講師の先生が「皆さん、目を閉じて」と言いました。そして「私が今日しているネクタイの色が分かる方は手を上げてください」と続けたそうです。今さっきまで目の前にいた方のネクタイだから分かりそうなものですが、実は青だったか?赤系だったか?ほとんどの方は分からないという話を聞きました。
まさに、この虎竹袖垣などはその典型です。竹虎に来社される方は少なくないと思いますが、その中で袖垣をご存じの方はほんどおられません。中高年の方でしたら今まで何からかの形で見たりする機会はあったかも知れないものの関心がないと人の目には入らないもかも知れません。
しかし、この虎竹玉袖垣などはどうでしょうか?洋風の建物には似合わないと思われてる方もおられますけけど何年も使って古びた袖垣も味があっていいものですし、新品にやり替えた袖垣も素晴らしいものです。このお宅のお客様はこうして数十年来同じ別注サイズの袖垣をご愛顧いただき続けていらっしゃいます。
あまり見かけないと思われる方ほど、これから何処かに行かれる際には是非注意してみて下さると嬉しいです。玄関先の見えるお家にこのような袖垣が設えられているのを自分などは度々でくわします。
このように大きな特別サイズの袖垣は確かに少ないです。
京都とかに行くと白竹を一定幅に割った竹を並べて製作する建仁寺垣はあちらこちらにありますので探してみて下さい。白っぽい晒竹の色合いが枯れて渋い風合いに変わっているのも竹の魅力です。
さらに、このような形の光悦寺垣も庭にあったりしますので目につきだすと楽しくて仕方ありません。
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