古い倉庫から奇跡的に発見されたレトロバッグを色々とご紹介させてもらっています。型崩れを防ぐために中に入れられている詰め物には今からちょうど45年前の新聞が使われていましたが、その当時に多くの女性方に支持されていたバッグたちなのです。
自分もハッキリ覚えています、竹虎本店が開店したのは1970年(昭和45年)ですから店内にはこのようなショルダーバッグ、ハンドバッグ、クラッチバッグなどがズラリと並べられていました。
観光バスでやって来られたお客様がバッグの前で黒山の人だかりです、当時はバッグだけでなくベルトなどもありましたしネックレス、ブローチといったアクセサリー類も竹製のものが驚くほど沢山のバリエーションだったように思い出します。
そんな多くの竹製品のひとつに竹ポシェットもありました。ラグビーボールのような形に削られた竹の中心には穴が開けられていて紐で繋げてバッグに作り上げています。
昔の製品がこのような良い状態でそのまま目の前にあるとは、本当にタイムスリップした気分でする
自分達にしてみれば懐かしく見慣れた品のひとつでも多くの方は存在すら知らず新しい感覚で竹を見ていただけるかも知れません。海外で作られたものならいざ知らず、40年、50年前に日本の竹で日本の職人たちが生み出しお母さんやお婆さんの世代が愛用した竹なのです。
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