待ちに待ったビトリアガステイスラブランカのソープボックスレース(Soapbox race of La Blanca in Vitoria-Gasteiz)が始まります。
いよいよスペインに来てから初めての虎竹アーマー装着。左右の腕、手首、手の甲、膝、肘パッド、膝パッドはそれぞれ付ける方向も決まっているので並べて置いてありました。
それにしても世界中どこで見ても虎竹は美しい、改めて魅入っています。
スタート地点まで歩いて数分のところにホテルがあって荷物を運ぶにも便利です。助言をいただいて当初予約していて所からこちらの部屋に変更して大正解でした、今回の何から何まで本当にIvanさんにはお世話になりました。
やはり、コースが気になってまずチェックに向かいました。
Ivanさんが手にした看板の一番上には昨年の世界竹会議メキシコ講演のために自分が書いた「笑」という筆文字。「笑」=「竹」+「二人」、まさに竹が笑顔を作るです。
REIWA-125号を乗せたバンも到着。
久しぶりに再会のREIWA-125号。
長旅でも傷んだ所はないようです、保管もしっかりして頂いたようで安心しました。少し空気圧が減っていました。
車体には一応日本から来たことが分かるように小さな日の丸を貼りつけました。
この小型カメラで走行する前方とドライバーが撮影できるはずです。
コース下には、すでに沢山のお客様が来場されています。朝方までお祭りでワイワイ歌ったり、踊ったり騒がれていたはずですが何事もなかったかのように元気に集まるビトリアの皆様に驚きます。
さて、いよいよ虎竹アーマー装着です。
厚みのある虎竹を使った虎竹アーマーは結構な重量があり、締め付けもキツイのです。
暑い、重い、キツイの三重苦で虎竹の里の炎天下で半日装着していた時は意識が朦朧としていました(汗)
ところが天気の良いビトリアでしたが気温は高くなりそうなものの風が心地よく熱中症のような心配はなさそうで安心でした。思えばこちらのホテルには冷房がありません、窓を開けるとそれはそれは涼しい自然の風が入ってくるので必要ないのです。
更にもう一度コースをチェック、どうしても完走してゴールせねばなりません。
実は見るたびに坂道が急勾配に感じていましたが、干し草が両サイドに置かれて道幅も狭まったせいでより走りづらそうに思っていました。そして、干し草のクズが物凄く滑るのです。何とかしないのだろうかと黄昏ていたら係りの方が来てレースまでには片づけると言ってくれました。
そうこうしていると先日の老舗チョコレート店「LA PEÑA DULCE」のご主人さんが駆け寄って来てくれました。こちらの店舗はこのレース最大の難関カーブのすぐ近くにあるのです。思えば、初日の朝からこんな奇跡的な出会いがありました、今日のレースもきっと良い結果になりそうで嬉しくなっていました。
ちなみに日本人奥様が「日本から竹サムライが初参加!ビトリア祭りを盛り上げる」とブログで書いてくださっています。
今年からデジタル計測でしっかりタイムが出るそうです。
世界竹会議(World Bamboo Congress)会長のMichel Abadieさんはフランスから車で5時間かけて車体を運んできました。
虎竹の里の来られていたLuc Boeraeveさん。あの竹林の竹達が今こうして車になったり鎧になったりしてスペインにある事をどんな風に思っているのでしょうか?わざわざベルギーから飛行機で来られているのが、その答えかも知れません。
スタート前のヤル気と緊張感ただようバンブーテント。
さすが会長のMichelさんはWORLD BAMBOOの旗、WORLD BAMBOOのTシャツ、車体にもWORLD BAMBOOです。
このテントには飲み物からちょっとした食べ物まで色々とIvanさんが準備してくれていました。
ピクニックか運動会のようで楽しくなります!サラミやソーセージなど、パンにいたるまでビトリアの食べ物は段違いに旨い!気分があがります。
ここでは時計は日本ほど役立ちません。そろそろと始まります。
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