再び、スペイン・ビトリア。ボッスクカートレースの坂道

 
スペイン、ビトリアの坂道、竹虎四代目


高知龍馬空港から羽田空港、羽田からフランクフルトそしてビトリアへと再びやって来ました。美食で有名なスペイン、バスク地方ですが、もちろん観光ではありません。竹虎創業125周年を記念してREIWA-125号で挑戦するSoapbox race of La Blanca in Vitoria-Gasteiz(ビトリアガステイスラブランカのソープボックスレース)です。


虎竹アーマー


どうしても箱詰して送る事が出来ずに大きなトランクに入れて運んできたのは今回のため特別に製作した虎竹アーマー。まず荷物を開けて無事を確認してから外に出ます。


スペイン、ビトリアの坂道


そして、やって来たのがレースになっているコースの坂道。スターと地点からの急勾配、一番難所のカーブ...ええっ!?これほどまでに勾配があったのか?こんな急なカーブだったか?石畳の路面は思っていたよりツルツルしています。


スペイン、ビトリアの坂道


前と同じ場所に立ってみますが、いよいよだと思うと道路も少し違って見えてきます。虎竹の里の秘密コースでの特訓が役に立つだろうか...面白くなってきた(ホントは不安)。


ビトリア


2月の下見の時には朝など凍てつくように寒かったビトリアの街は日差しは明るく風は心地いいという最高のコンディションです。ビトリアの聖人Virgen Blancaをお祝いする祭りである「La fiesta de la viegen blanca」のせいか人々の顔は以前にもまして楽しそうでした。


こちらのお祭りは何日も一晩中続きます。旧市街地にいると必ずどこかで温かみのある音楽と楽しそうな笑い声が聞こえてきていました。ホテルで寝ていても朝の5時くらいに近くを音楽隊が通り目覚めた事もあります。それから少し静寂な時間が訪れるかと思いき早朝7時には又音楽がはじまり人々のざわめきが始まるのです。


LA PEÑA DULCE


そんな特別な期間だからでしょうか?朝食を食べようと思って街を歩いても何処のお店も閉まっています。たまたま一軒コーヒーが飲めそうなお店がありました、1939年創業「LA PEÑA DULCE」と言う地元でも有名なチョコレート屋さんでした。


スイーツやパンも焼いていましので美味しいクロワッサンを頂いていると、店主が見せてくれたスマホ画面は...何と竹虎のウェブサイトではないですかっ?!


スペイン、ビトリアチョコレート屋LA PEÑA DULCE


この街で東洋人を見かけることは本当に少ないのですが何と偶然ここのご主人の奥様が日本人で柚子や抹茶など日本の食材を使った商品を開発もしており東京でも販売されているとの事でした。それでレースや竹虎の事もご存じだったようです、全く見ず知らずのお店だと思っていたのに本当に不思議なご縁に感謝です。


龍馬空港、竹虎四代目


この地方名物というメレンゲ菓子カロリーナを頂きながら出発した龍馬空港を思い出していました。わざわざ地元テレビ局の方がカメラで見送ってくれましたが、虎竹の里の職人たちも口には出さないものの少なからず期待をしているはずです。


竹虎四代目(山岸義浩)


やはり、心は高知城天守閣のこんな感じですかね(笑)。


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