梅原真先生と虎竹アーマー

虎竹アーマー、竹虎四代目(山岸義浩)


今日は、いつになく緊張しています。玄関先でピンポン鳴らして主で出てくるまでこんなに時間が長く感じることもありません、もう30分くらいも待っているような気分です。


梅原真先生、虎竹アーマー、竹虎四代目(山岸義浩)"


お宅のご主人が登場されました、デザイナー梅原真先生です。予想どおりでした、自分の格好に完全に呆れられています。


梅原真先生、虎竹アーマー、竹虎四代目(山岸義浩)


「この忙しいのに、おまん頭どうかしちゃあせんか?」


ああ...やはり来るのではなかった、早く帰りたい気持ちでいっぱいです(涙)。


梅原真先生、虎竹アーマー、竹虎四代目(山岸義浩)


おっと、ひとつだけ良い所を見つけて頂きました。肘と膝に付けている虎竹製パットです。


虎竹アーマー、竹虎四代目(山岸義浩)


さすが田舎ブランドの達人、梅原真先生です。虎竹アーマーを考えた時に一番最初に出来たのがこの肘・膝パットでした、もう飴色になっている自分が愛用している白竹製のペンケースを元に虎竹の柄がついた表皮が外側になるように職人が編んだ自慢の品です。


梅原真先生、虎竹アーマー、竹虎四代目(山岸義浩)


しかし、今回わざわざ虎竹の里から遠く離れた土佐山田の地まで訪ねて来させて頂いたのには理由があります。


梅原真先生、虎竹アーマー、竹虎四代目(山岸義浩)


実は日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」に先生に乗ってほしくてお伺いした時に今回のスペインボックスカートレースの事をお話しもさせてもらいました。そして、ドライバーである自分の格好についても雑談いただく中で何かやりたいなと言う新しい気持ちが芽生えたのです。その日の帰り道からずっと考え続けて虎竹アーマーに辿りつきました、梅原先生に気づかせて頂いたと思っています。


持たざる者や、地方など弱者と言われる人々に勝ち方を指南し続けるこの方は、知らず知らずのうちに竹虎にもお力添え頂いているのです。




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