今年も子供たちだけの街「とさっ子タウン」がやって来ます。夏休みの8月17日、18日の2日間、本当に何から何まで子供たちが自分達で作り運営する仮想の空間ですが一度お伺いした時には選挙まで開催されていて驚いた事でした。
竹虎はこの街で毎年竹の授業を担当させてもらっています。高知県特産の虎竹を知ってもらいたいですし、竹と親しむ機会の少ない現代の子供たちに竹に触れてもらいたと思って竹を使ったオモチャ作りに挑戦いただきます。
今年は子供たちの勉強机にも飾ることができる虎竹モビール作りですが、まず最初に紙芝居仕立て説明で虎竹の事を楽しく学んでいただきます「伝説の虎斑竹」の始まりです。
おっとさっそく「虎」と聞いて猛獣が飛び出してくるかとビックリした様子。けれども、それは竹の名前だと知ってプンプン怒るという可愛いお話しです(笑)
しかし竹と言えば青いものとしか知らない子供たちに、このような虎柄の竹があって、しかもそれが自分達の暮らす高知県にしか成育していない特産の物だと言うことを知ってもらいたいのです。作務衣の二人の足元にご注目ください、竹皮草履がさりげなく描かれていますが履き心地の素晴らしさ心地良さを知っているからこそ自然に登場してくるのではないかと思います。何事もまず知ることからなのです。
虎竹の里へさっそく飛び出していくというストーリーで進みます。
江戸時代の土佐藩政時代にはお殿様に献上されていた地域の特産品であることもお話しします。こうして藩に保護されると共に勝手に外に出すことは禁止されていたので虎竹は全国的に知名度がまったくなかったのです。
これは何の写真でしょうか?実はこれ香港で大きなビルを建てている現場なのです。今でも香港や中国では高層ビルを建てる時にさえ竹の足場を組んでいます。軽くてしなりがあり扱いやすく、それでいて強い竹の特性を子供たちにお伝えして見直してもらえるキッカケになるのではないかと思っています。
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