どうですかっ!この大迫力!いよいよ月桃飯櫃入れが完成しました。職人はかなり苦戦したようで次はもう作りたくないと言ってます(笑)だから、もしかしたらこれが最初で最後かも知れません。
しかし、敷物や円座作りを見ていてその職人の確かな技なら必ずや満足できる飯つぐらが出来ると確信していましたが期待以上の出来映えです。
さて、月桃飯櫃入れの上蓋を外して並べてみます。この厚さ、手触り、あたたかみ見た目よりも触れた方が凄さが伝わってくる...ややっ!?飯櫃入れの中に円座が...?
そうなのです、この月桃飯櫃入れにはサイズちょうどに編み込まれた円座付です。ズシリとした重量感があったのは、二重底になっているこのせいもありました。さしずめ飯櫃の円座といったところ、これは保温力はバッチリです。
惚れ惚れしてしまいそうな月桃で編まれた飯櫃、今までなかったのが不思議に思えてきます。いやいや、それだけ素材集めから製造まで職人の手間がかかりすぎるのです。こんな高価な飯櫃入れを仕事で使えるお鮨屋さんはそうないのかも知れません、ずっと竹虎本店に鎮座していてもかまいません。月桃の飯櫃入れへの思いに応えられる手技が今もあるという事が嬉しいのです。
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