天然の藁を使って作る藁いずみは、飯櫃入れとも飯つぐら等とも呼ばれたりしますがご存じの方は多くないかも知れません。現代のように電気のない時代、ご飯を美味しく保温してくれる道具として重宝されていた道具です。今でもお鮨屋さんのカウンターに座ると職人さんの手元にチラリと見えていますので機会があれば気をつけて頂きたいと思います。
実はこの飯びつ入れを防虫・消臭効果があり、鎮静効果があるというほのかな優しい香りのある月桃で出来ないかと考えていました。
高知では月桃に包んだお餅がありますが熱帯から亜熱帯の植物なので九州や特に沖縄などに分布する植物です。石垣での収穫作業は青空の下で太陽をいっぱいに浴びた青々とした大きな葉が印象的です。
この月桃の葉を乾燥させて編み込んだ敷物に大の字になると、心地よい感触と優しさで昼寝には最高なのです。元々寝付きがよくて「3秒で寝られる」と豪語していますが、これは1秒で眠りにおちそうになります(笑)。
リラックス効果の香りでぐっすりお休みいただける枕が製品化されています。
改めて円座に座って確認してみます。藁いずみに使う藁は無農薬栽培する農家さんと契約して材料を確保しています、大自然の中で育つ月桃はもちろん薬剤とは無縁なので素材としても申し分ありません。
コメントする