竹虎創業125周年を記念して製作した坂道レース用虎竹四輪車「REIWA-125号」の初走行にはテレビ局もお越しいただいて独特の緊張感の中、テストラン開始しました。
トラックから注意して車体を降ろします。ボックスカートレースはダウンヒルを走るエンジン無の車ですので前に製作した竹トラッカー等に比べると車体が軽く扱いやすいく多くの方が参加しやすい所が良いところの一つかも知れません。
虎竹の直線美と曲線美をご覧いただきたいと思っていました。もちろん完璧なものではありませんが、日本唯一の虎竹の魅力を十分に発揮する美しい車体です。
虎竹ウィングも自分達らしくて満足しています。
サドルはやはりヤタラ編みで仕上げました、最近メキメキと技術力の上がった若い職人がてがけましたので座り心地は最高です。
ボックスカートレースではスタート地点で後ろから手押しで加速をつけます。
初めてのテスト走行ではブレーキの効きが分からずスピードを出しませんでした。
スペイン・ビトリアでのレースの勝敗は最初の大きく曲がる右カーブです。途中には滑らかな石畳みの道路からアスファルトに変わる微妙な段差もありました。
2回、3回と回数を重ねるごとに少しづつペースを上げていきます。
実際のレースでは3回走行して一番良いタイムを競うようです。ここで疑問があります、どうやってスタート地点まで戻るのでしょうか?急な坂道を車体を突いてあがるのは大変なのです(笑)。
しかし、心配は無用でした。走り終えた車体は、全員が走るのを待ってからロープでそれぞれを繋ぎあって車で引っ張っていくのです。実はここも製造には大事なところで前後に相当な重量をかけても大丈夫な造作が必要です。それにしても車で引っ張ってもらうのは楽チン。これなら何度でも走れそう。
ただ問題は後ろタイヤでした。車体が重たくなったせいもあるかと思いますが摩耗が激しいのです。マウンテンバイク用なので柔らかいのも要因でしょう、擦り減ってタイヤの山はありません。これは本番にむけて交換して臨むもつりです。
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