竹虎創業125周年記念、スペイン・ボックスカートレースその2

バスク州ビトリア


最寄りのビルバオ空港に着いたのは夜、Ivanさんの車で一時間少しかけてビトリアに到着しました。標高が高いせいか途中の山は雪道でした、気温が何度か分からないものの結構寒く感じます。しかし、まったく知らない街に深夜やって来ましたので翌朝が楽しみです。


ビトリア銅像


遅く寝たのですが、いつものように早起きしてみると街全体に少し霧がかかっていました。スペインといえば青い空しか連想できなかったのですけれど山間部の気候はまた違うのでしょうか。ホテルから一歩外に出てみるとヒンヤリした空気、そして誰ひとりいないようにシーンと静まりかえっています。ふと見るとアッそこに人が「朝の挨拶しよう...」


そう思ったら銅像でした。


ビトリア、竹虎四代目(山岸義浩)


さて、見知らぬ土地を知るには走ってみるのが一番です。いつものトレーニングウェアに虎竹ヌンチャクを持って軽快に走りだします。(もちろん、すぐに歩きに変更)


ビトリアの城壁


少し散策するだけで古い教会や石畳の美しい街並があり歴史ある美しいビトリアを感じることができます。旧市街地には城壁もあって当時は周辺ぐるりと囲っていたのではないかと思います。


Ivanさん、竹虎四代目、スペイン・ボックスカートレース


Ivanさんに迎えにきてもらって、竹の車を見せてもらいました。


Ivanの竹の車


さすが元F1カーのデザイナーです、フレームは竹製ではありますが低い車高、タイヤ、ハンドルなど本格的で驚きました。これは速そうです。


スペイン・ボックスカートレース最初の坂道


この車で、この坂道を走り下るのか...!?凄いスピードと迫力が容易に想像できるのです。




晴れてきた青空の下、一応レースコースを歩いてみてイメージだけしてみました。


サン・ビセンテ・マルティル教会(Iglesia de San Vicente)横のスタート地点


サン・ビセンテ・マルティル教会(Iglesia de San Vicente)横に少し広くなった場所があります。ここが坂の頂上、ここからレースはスタートします。


ビトリアの酒場


ビトリアの方々の印象はよく食べて、よく飲んで、よく笑うでした。朝から多くのお客様でにぎわう店内には美味しそうな食材がならび、それだけで豊かな気持ちになります。


ビトリアステーキ


バスク地方は食材の宝庫と何かで聞いた事もありますけれど何を食べても本当に美味しい、素晴らしく旨いのです。


ビトリアのチョコレートケーキ


お年寄りも、若い人たちも周りの皆さんも気持ちが良いくらいガンガン食べています。デザートがまた最高でした。


スペイン・ボックスカートレース


こんな古い伝統の息づく街ながら開放的で明るい雰囲気は、自分の生まれ育った高知の県民性とも重なって、とても居心地の良さを感じました。真夏の祭典よさこい踊りが熱狂的に盛り上がるように、きっと8月6日のボックスカートレースも熱く燃えるようなお祭りに違いありません。


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