少し前にテレビ番組で頻尿が改善するという事で紹介されました青竹踏みは、第二の心臓と言われるくらい細かい血管が集中する足の裏を刺激する事によって血圧や血糖値、メタボ予防などにも良い効果が報告されてもいます。しかし、そのような健康面への働きかけと言う前に昔からずっと愛され続けて来たのは足裏への心地よい刺激、気持ち良さでした。
青竹踏みの材料は身に厚みがある丈夫な孟宗竹を使います。同じような太さの竹を集めねばなりませんので半割しただけの簡単な商品だと思われがちですが実は竹材伐採の時からかなりの手間と時間がかかっています。しかも、40センチ程度の長さの中に強度を考えて竹節を二つ入れていますので更に厳選した竹材となります。
そのように選び抜いた孟宗竹から次々と新しい製品が出来あがっています。健康効果の面でメディアに取り上げられたりする青竹踏みではありますが、20年近く前から少しづつ力を入れてご紹介してきたのは若い方がこの青竹踏みを知らなかった事に端を発しているのです。
2001年の春休みから地元大学の学生さんがインターンシップにお越しいただいています。そこで、若い皆様とお話しさせてもらうと、どこの家庭にも一本くらいはあるだろうと勝手に信じていた常識がガタガタと音をたてて崩れ去りました。
これでは、これからの竹文化は一体どうなっていくのか?少し危機感も持ちながら、誰が見ても竹と分かる素朴な製品を多くの方に告知することにより、他の竹や竹細工にも関心が少しでも向かえばと祈りにも似た気持ちでいるのです。
青竹踏みで大切な事に気づかせてもらったインターンシップは、その後も毎年ずっと続いています。もちろん、今年の夏も熱く募集中です!
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