先日お客様からお送りいただいた神戸新聞には「数十年に一度?タケ開花」と、またまた竹の開花に関する話題が掲載されています。明石市の県立明石高校の庭に植えられている黒竹に花が咲いたとう事なので本当に全国的に竹の開花時期に入っているのは間違いないようです。
昨年たまたま日本最大級の孟宗竹の開花竹林を見つけた時には思わず声があがるくらい興奮しました。孟宗竹は60年、真竹や淡竹は120年に一度と言われているので色々なところで竹を見ている自分も本格的な開花は知らなかったのです。
開花スパンがあまりにも長いので人の一生の内に見られる事は稀な事、なので地元の山主さんや竹職人ですら竹の花とは気づかずにいたほど珍しいものです。竹虎ではウェブサイトでお買い物いただいたお客様に竹花のプレゼントを始めましたが、孟宗竹数本伐り倒しただけで凄い数の花が取れましたので今年になっても、まだまプレゼントは続いています。
一斉に花の咲いた竹林は、だんだんと勢いがなくなり枯れてしまいます。通年青々と生命力にあふれた竹が覇気がなくなっていくので昔は不吉な象徴のように思われていました。今まで見た事もない異様な光景ですので仕方のない事だったかも知れませんが、これも自然の摂理です。枯れた竹は種を残し10年、15年という長い時間をかけて元の美しい竹林に再生されて行きます、そう考えれば次世代の誕生という素晴らしい瞬間に立ちえていると言えます。
【竹虎】60年ぶり?孟宗竹の花が咲いた!
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