高知龍馬空港から飛び立ち羽田空港に向かうANA便はずっと日本を北上して行くので上空の窓から見下ろすのは結構楽しいものです。特に知多半島、渥美半島を過ぎ浜名湖あたりからの東海道は日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」での「チャレンジラン横浜」で苦労しながら走った思い出の地であり、そのルートがハッキリ分かるので目が離せなくなります。
小さな竹トラッカーで走ると、あんなに広大に見えて、長い長い橋だった大井川、安倍川、富士川も細い筋にしか見えませんが、飛行機は伊豆半島を過ぎれば着陸のためにグルリと大回りするのでしょうか?太平洋側から千葉県を横切る形で東京まで高度を下げていきます。
ゴルフ場の多い山肌の向こうに特徴的な曲りの川が見えてきました。後で調べると千葉県君津市を流れる二級河川、小糸川でした。しかし、川の名前など知らなくとも上空からでも一目見れば瞬間的に分かります。あの両岸に植えられているのは竹です。
あれだけ蛇行した川の流れです、大雨には洪水や災害に悩まされる事もあったのではないでしょうか?だからこそ、人は護岸に竹を植え命と財産を守ってきたのです。川の流れに沿ってどこまでも続く竹林は遥か空の上までも誇らしげに青々と生茂る姿が手に取るようです。竹は強靭な根を四方に張り巡らせて地盤を固めます、「地震の時には竹林に逃げろ」小さい頃からずっと教わってきた言葉を又思い出していました。
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