飴色になって何ともいえない威風堂々とした白竹三段弁当箱があります。ちょうど50年前に製作したと言いますが、長い時間が経って色合いは変わってはいるものの現在作られる製品と全く違っていないので当時からその完成度は素晴らしかったのです。
もちろん、お客様に気づかれないうな細やかな部分では常に改善されている所もあります。
しかし、50年もの間、製造販売を続けていても、どこも変わらない白竹三段弁当箱に凄味すら感じるのです。
半世紀前、職人の息子さんの初めての運動会。家族で美味しくお昼を食べるために作った弁当箱。様々な竹製品を編み出してきた匠の技を、温かい思い出が包んでいます。
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