昨年の8月に基調講演を行わせていただいた第11回世界竹会議メキシコ(World Bamboo Congress )での竹トラッカー疾走の様子がFace bookで何と再生回数45万回を突破しました!虎竹の里の住民が全員で700人ですから自分達のような田舎では想像できないような数字です。
世界竹会議とはご存じない方も多いかと思います。それもそのはずで日本では竹に携わる方でもご存じない方がおられます。そこで、当社の社員なども含めて馴染のない方々に説明するにはどうすれば良いか?思案した末に「世界各地で3年に1度開催される竹のオリンピックのような竹の祭典」と話す事にしています。
世界竹会議(WBC)には竹生産国はもちろん、アメリカ、ヨーロッパなど世界中の竹産業界、竹研究者が集結し、竹の活用や開発において世界中で何が起きているかを確認し合い、最新の情報交換を行っています。
第11回世界竹会議メキシコの基調講演の打診を頂いたのは2017年7月だったと思います、すぐに快諾させてもらいました。しかし、せっかくメキシコまで行くのであれば日本唯一の虎竹自動車「竹トラッカー」も連れていきたいとすぐに思いました。ただ、下調べの段階で安易に考えていた輸送が電気自動車という事で結構難しい事を知ります。リチウム電池が問題で輸出いただける運輸会社がなかったのです、慌ててあちこちの会社を当たるうちに、どうにか一社だけ運んでもらえそうな所がありました。
ところが虎竹の里から神戸港までトレーラーで陸送し、船でメキシコはマンザニーロの港へ、上陸したあとは世界竹会議(WBC)会場のあるハラパの町まで1000キロのトラック移動です。全部の費用を見積もりして頂くと驚くことに302万円もかかってしまいます!この見積書が届いた時には、自分達に到底無理だと諦めの気持ちもありました。
けれどどうしても諦める事ができません。世界竹会議は世界中から竹専門家が集まります、まさに虎竹を世界デビューさせるには千載一遇のチャンスだったのです。
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