竹皮職人の神技、いつかもう一度

竹職人


その日も朝早くから灯りがついて竹編みをされています。同じ仕事をずっとやり続けてきた竹職人さんの手は神技のようだと思う事があります。とにかくスピードが凄い、血の通った竹は迫力があるから大好きなのです。


竹皮職人


昨年の漢字は「災」でした。今年はそのような事のない平穏な一年になれば良いと思いますが、西日本豪雨は自然相手の自分達の仕事にも大きな影響がありました。大雨による増水で、おにぎり弁当などに使っていただく食品包材用の竹皮を集める真竹の竹林が被害を受けていたのです。


幸い竹皮草履の素材は山の中腹など高い場所が中心なので材料不足は免れたものの、おにぎり弁当用竹皮は、昨年の災害からずっと売切れが続いていて今年の竹皮に期待する他ありません。竹皮を一瞬で何通りもの等級別に選別していく職人さんの技もまさに神技でした。また、拝見できる日を待っています。


コメントする