台所や調理場で良く見かける何という事のない竹お玉のように見えます。麺類でもプチトマトでもサッと水で洗える小振りな竹ざるには持ち手が付いていて使い勝手が良いのです。しかし、よくご覧ください...この竹お玉は持ち手になっている一本の竹を節の部分まで割って片方をザルに編み、その片方を持ち手にしているのです。
キッチンで普段使いされる竹細工にもこのように気づかない秀逸な品があります。最近新しく販売されるようになった天削りうるし取り箸も使いやすさのという点ではなかのものです。
丈夫なスズ竹は市場籠などでも堅牢さが多くの方に支持されています。そして、その竹で編まれた箕ざる(片口ざる)は他の容器に移しやすいので年越し蕎麦などでもさっく使いたくなってきます。
竹編み茶漉しは長い間欠品が続く事もあります。身近な竹細工は機械化できることがなく全てが手仕事ですのでどのような製品であれ大量に作り出すことは難しい、だからこそ続けていきたいと思っているのです。
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