バンブーフロンティアの竹活用

バンブーフロンティア、バンブーマテリアル、バンブーエナジー


第59回全国竹の大会は熊本県で開催されました、去年の高知大会の記憶がまだ新しいと言うのに本当に一年は早いものです。竹の多い熊本での大会という事で全国から予想以上の沢山の方が集まり大盛況のうちに初日の大会式典、シンポジウムを終えたのですが今回の参加された皆様の中には2日目の現地視察研修会を楽しみにされていた方も多かったようです。


バンブーフロンティア、バンブーマテリアル、バンブーエナジー


昨年の高知大会もトヨタレクサスの竹ステアリング製造現場を見学できるという事で多数のご参加をいただきましたが、今年はさらに多くの参加者でした。竹の大会というのは以前は数千人単位の参加者のある全国大会でしたので、その頃と比べると又事情が違うものの自分の知る中ではこれ程の注目度が高く熱気のある現地視察はなかったと思います。


バンブーフロンティア、バンブーマテリアル、バンブーエナジー


視察を受け入れて頂きましたバンブーフロンティア、バンブーマテリアル、バンブーエナジー株式会社様の投資金額、圧倒的な設備は聞き及んではいましたが実際ににその規模を体感すると本当に唖然としてしまいます。


竹集積材


「放置竹林」という言葉はお聞きになられた事があるでしょうか?日本の竹材利用は年々少なくなり驚異的な成長力の竹が増えて困っている地域が多いのです。そんな日本の竹材利用を進めたいと取り組まれているこちらの会社様ではバンブーフロンティアが竹やバークの収集、一次加工などの原料供給の部分を受け持ち、バンブーエナジーがバイオマス利用のエネルギー供給を担当、バンブーマテリアルが建材等の製品製造をするという「竹を使い、竹製品を作る」まさに竹の有効活用という意味では夢のようなプラントなのです。


竹集積材の製造は既にはじまっておりサンプルもありました。竹は比重が重く硬いのが特徴です。このサイズの塊でもズシリときます。


バンブーフロンティア、バンブーマテリアル、バンブーエナジー


さっそく工場内を見学させていただく事になりました。広大な敷地の様々な設備、竹加工をする機械類はすべて中国製との事です。


竹割機械


そんな中で気になる非常に機械がありました。今年の5月に中国広寧の竹加工用機械製造会社で竹の太さをセンサーが感知して自動で菊割を選ぶ竹割機械を拝見しました。ここには、その加工機械を更にバージョンアップされたような機械があります。


菊割


この菊割が竹の太さによって回転し同じ割幅の竹を作ることができるのです。


オペレーションボード


オペレーションのボードも本格的、国内の竹工場では見た事もありません。このようなプラント自体も中国では既に前々から稼働しているそうです、竹の世界では日本は遅れをとっていると言わざるを得ません。


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