久しぶりに虎竹和紙名刺を漉いていただくことになりました。普段から次々に販売されていくと言う物ではありませんが、手漉きの風合いのファンの方がおられて一度に大量にお求めいただく事があって急に無くなってしまいます。
ところが、虎竹和紙は材料作りが大変です。硬い竹を水に長期間浸して柔らかくしてから繊維にしていくという昔ながらの方法で製造しますので時間はどうしてもかかってしまいます。
製作して頂くのは代々この地で土佐和紙作りに携わってこられた森澤真紀さん。近くを通る事は度々なのですが、工房にお伺いするのは数年ぶりの事です。しかし、あの時とまったく同じ空気感、同じ手順で進んでいく和紙漉きの様子を拝見しながら、さすが丁寧な仕事をされ続けておられるのだなと感じたのです。
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