先日よりお話しさせていただいております高知県土佐市西鴨地にある孟宗竹の開花ですが、やはり全国的に見ても非常に珍しい現象ですので香川大学農学部の小林剛先生と、京都大学大学院の小林慧人さんが調査にお越しになられました。小林剛先生は環境科学コースで植物生態学がご専門、小林慧人さんは農学研究科地域環境科学専攻、森林生態学研究室博士後期課程1年という少し長めの肩書きですが竹のスペシャリストのお二人です。
竹林に来られた時からお二人の興奮が伝わって来ていましたが、そもそも60年に一度しか開花しないと言われる孟宗竹の花です、自分も開花調査といっても初めての経験で何をするのか興味深々です。まず、開花の規模を確認せねばという事で二人組になって孟宗竹の本数を数えていきます。
遠目には言うほど広くない竹林に見えますが実際に足を踏み入れてみると段差があり、急斜面の連続ありで意外に広く手こずります。
最初はそんなに開花本数もそう多くないと話されていたお二人が表情が真剣そのもの目の色が変わるのが分かります。
それもそのはず開花している孟宗竹は思っていたよりも、ずっと多く100本を越えて200本に迫る勢いだったのです。
このような孟宗竹の開花は全国的に何度かあった事が知られてはいますが、50数年前の鹿児島での開花の記録が300本なのです。つまり、その数を越えると日本最大規模の開花という事になります。
まだ数え終わっていたな竹林が残っていました。300本超えて日本最大規模だったら良いのになあ...期待が高まります。
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