先月のインターンシップ生との動画撮影のために桂浜に来て見ると、さすがに龍馬も裸足で歩くと石が焼けるように熱いと言った通りのカンカン照り。これは帽子でも被らねばと思って持って来ていたのが、前に職人さんに編んでもらっていた竹帽子。
そういえば世界竹会議では竹編みのカウボーイハットを被っている参加者の方がおられました。持たせてもらうと日本でいうスズ竹のような柔軟性に富んだ素材特性を持った竹で作られているので自分の持っている真竹製のものよりフィット感があって、なかなかの出来映えのものでした。
自分の竹帽子は、竹職人だったお父さんの事を懐かしんで一つ、二つ作っていた地元の職人さんにお願いして自分の頭のサイズに合わせて作ったものです。竹ヒゴを曲げている部分が大事な所で、真竹の場合には少し硬くなってしまって布や革製の帽子とは被り心地が違います。頭に当たる部分が場合によっては痛くなりますのでサイズをあわせた自分以外の方は被れないのです。
いくらでも良いから分けて欲しいというお問合せは前々から頂いていますが、販売用として製作しなかったのも、現在持っている数個をお分けできないのも職人さんの思い出に心熱くした自分用に製作しているからなのです。
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