工場の中に地元のイベントに使うバンブードームの試作があります。わずか30年前までは筍生産は、ある一定のレベルで続いていたものの安価な輸入筍の拡大によって国内孟宗竹の伐採はされなくなり放置竹林が増えて来たという事情があります。そこで、その余っている竹を使う催しが各地にあって、大きなものから、小ぶりな物まで、このようなバンブードームを色々な所で見かけるものですが、さすがにこのドームをホテルにするという発想は無いと思います。
ところが、そんな常識を覆すのがジョン・ハーディー(JOHN HARDY)さん。竹への思い入れは普通ではありません、Green schoolはじめGreen villageなど目を見張るようなアートとライフが融合した圧巻の竹の世界に触れれば瞬間に心を奪われます。
事業で大成功されている方と聞いていますが自分の知るハーディーさんは竹好きな子供がそのまま大人になったような無邪気な方。竹トラッカーとは対照的に集成材の竹フレームを使いシンプルな構造の電気自動車を乗り回す事もあるそうです。
Bambu Indahという大人気のリゾートホテルも竹づくし、バリの美しい緑の中で、のんびりゆったりと自然と戯れて過されていました。
「泊まっていけ」
と言われて、厚意にあまえる事にしたのですが急なので部屋が空いていません。
「ちょっと付いて来い」
不思議なバンブーエレベータや、徳島県祖谷のかずら橋もビックリする竹橋を渡りとにかく様々な世俗から遠く離れる結界のような場所を通り過ぎて辿り着いたのがバンブードームでした。
切り立った崖の上に並ぶバンブードームは一目で気に入りました。こんな経験はあまり出来ない事ですし、とにかくワクワクしてきます。
バンブードームの昼
バンブードームの夜、ジャングルが一晩中、これほど賑やかとは知りませんでした。川の音、鳥や虫の声、何か分からない動物の声、たまに野犬の遠吠まで聞こえてきますが慣れてくると森と一体感を覚えますので不思議です。
bambu indahジャングル大合唱団と自分が名づけた声が少しだけお聴きいただけます(笑)
明け方の素晴らしい心持は言葉では言い表すことはできません。
今度行く時には自分はどうなっているだうろか?竹に関心のある方は是非一度行くことをおすすめします。詳しくは「バンブードームの夜 in bambu indah」
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