第11回世界竹会議メキシコ(World Bamboo Congress Mexico)での基調講演のお話しを頂戴した一年前、日本唯一の虎竹を世界の皆様にお話しさせてもらいたいし、見てもらいたいと色々考えたら虎竹を最高にアピールできる竹トラッカーを持っていく事はすぐに思い浮かびました。
ハラパとは一体どのような街なのか?竹会議が開催されるという事ならきっと竹林の多い美しい所に違いありません。そんな街を竹トラッカーで実際に走れたら、どんなに気持ちが良いだろう?想像がふくらみます。
しかし、簡単に思っていた輸出がなかなか難しいのです。電気自動車だからと言うことで運んでいただける運輸会社も少なく何と言っても往復の運送代金が300万円と高額なのには驚きました。
そこで竹トラッカーを製作した時と同じように、今度はメキシコまで運ぶためのクラウドファインディングを開催させてもらい多くのご支援をいただいて無事に世界竹会議の開催されるハラパまで到着したのです。
だからやはり、メインは「メキシコラン」です。ホテルロビーから専用スロープを使い外に出て、メキシコの道路を走りだした時には感無量でした。
メキシコランでは現地スタッフの方々が3台の車を用意していただき、竹トラッカーを挟むようにして走行いただきます。
それにしても、はじめて走るハラパは緑に囲まれ調和のとれた素晴らしい街でした。
更にハラパの大学で教鞭をとられている日本人教授の方も撮影に協力いただきましたので、4台の車に守られながらなのでチャレンジラン横浜のように1000キロ単独走行から比べても、日本から遠く離れたメキシコとは思えない安心感でした。
助手席には現地スタッフの方が交代して同乗されます。皆さん、嬉々として乗り込んで来られるので自分まで嬉しくなりました。
交代のために道路わきに竹トラッカーを停めると道行く人から声をかけてもらいます。ハラパの中心街の公園に立ち寄ると、あれよあれよという間に人だかり!カメラで撮っていただき最高のメキシコランだったのです。
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