恐らく他の会社ではそんな事はないのだと思いますが、竹虎の社員は意外と竹虎の事を知らなかったりするのです。どうかすると、自社がテレビや雑誌で紹介されてもあまり観ていない。2006年に全社会議を始めた当時、職人の中には会社の住所や電話番号を覚えてない者までいた。地域密着の現場で働く社員からすれば住所の詳しい番地を話したり、電話をすることも皆無なので仕方ないことと言えばそれまでですが、やはり一人の会社員としては常識の範疇だと思います。
だから毎月一回の全社会議で自分達が何者なのかを手を変え、品を変えて伝えています。それでも今になってさえ当然知ってると思うことを、30も年勤めた社員が知らないので竹の仕事というのは難しい。そこでビデオもウェブサイトも見せる、お客様の声も毎回紹介します。今回は先日RKC高知放送の情報番組の中で20分も枠を取って紹介いただいたビデオを観てもらったのです。
このようなテレビ番組は本当に有難いと思います。自分が日頃伝えたいと思っていながらなかなか思いが届かない事が公共の電波の力でもって社員に染み込んでいるのか、シーンと静まりかえって凝視し、動く者すらいないのです。観終わった後には時間をとって感想文を書いてもらう事にしました。
一体何を感じたのか、何を知ったのか、教えてもらいたかったのと数日通っていただいた高知放送の方にも局で製作くださった番組が竹虎社員にこんなに役立っているという事を知ってもらえるかもと思ったのです。
RKC高知放送eye+スーパーの感想文を読んでみると、今回の放映で一番助けられたのは竹虎社員ではないか?と思うほど番組を通して知る事が多かったように感じました。山々に生えている日本唯一の虎竹の事、どうして虎竹を使った電気自動車を作ったのか?何故世界竹会議にまで行くのか?それぞれ知ることによって興味が沸くこともあるかと思う。知らないことを好きになれるわけがないのだ。
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