虎竹のインスタレーションを初めて見た時は和室の畳に設えられていました。それが、どんどん進化してついに、この美術館の螺旋階段の下から伸びて7メートルの高さまで伸びて天井で広がっている。まるで意志をもった生き物のようでもあるのです。
田辺竹雲斎さんは凄いです。世界各地で次々に人の度肝を抜くような大作を創作され、そうかと思うと繊細な作品を発表され続けている。
菊池寛実記念 智美術館は東京の真ん中にあって、こんなに静かな所が?と不思議に思うような素晴らしい場所にあるのです。田辺さんのギャラリートークにあわせて来館しましたが
「好きな竹は虎竹」
と、言う言葉は本当に嬉しいものです。これだけでも飛行機に乗ってきた甲斐があります。
会場は驚くような数のお客様、竹の展示会でこれだけの方が集まるのは初めて見ました、あまり経験のない事なので、ついつい嬉しくなってしまいます。インスタレーションの虎竹について少し時間をいただきお話しさせてもらいました。思う以上に長くなってしまったのは、やはりこの沢山のお客様のせいですろう。竹がこのように多くの方に注目されているのを実感して、あれもこれもお話しせずにはおれなくなったのです。
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