竹虎で使っている機械は新しくても30年、40年前の古い時代のものばかり、中には骨董品と言って良いような加工機械まで置いています。ところが、ここには日本中何処に行ってもお目にかかれないような最新式の機械がアッチにもコッチでも作られている竹材加工用大型機械を専門で製造する工場なのです。本当に見た事のない光景に興味深々、何時間いても飽きません。
実は前に訪問させてもらった竹工場で見た事もない最新式の竹切断機械を見つけていました。多少使い古されているものの、一目で古い時代のものではない事が分かります、一体誰がこのような製造機械を作っているのだろうか?こんなに費用のかかりそうな加工機械を導入するほど生産量が必要なのだろうか?
昔ながらの竹工場に高性能マシーンが鎮座する違和感もあり、次から次への疑問が沸上がってきていましたので、どうしてもこのような加工機械を製造する現場は見たかったのです。
「受注に全く追いついていません」製造会社を経営されている若き社長の顔は自信にあふれています。
しかし、それでも驚くのは早かったのです。この工場から外に出ると通りを挟んだ向かいにも大きな工場がありました。実は、ここも同じような竹加工用機械を製造するメーカーとの事なのです。さすが竹関連の従事者が3000万人、世界の2000万haの竹林のうち4分の1が集中する中国です。センサーで竹の太さを感知して菊割が自動で回転する竹割機械...、自分からしたら信じられない量産体制を追い求めている竹の超大国だと改めて実感します。
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