青竹酒器、盃の青さについて

青竹酒器、青竹盃


日本の竹には孟宗竹、真竹、淡竹という3大有用竹というものがあり一般的に「竹」と言えばこの3種類の中のどれかを指しています。呼び名が違うので少し分かりづらいかも知れせんが、この中の真竹はいわゆる青竹の事で竹なら全てがこのような気持ちの良い青さをしてる訳ではなく真竹特有の肌色なのです。


ただ、この青竹の色合いの鮮やかさは本当に儚い命、だからこそ美しいとも言えるのですが長くこの色を保つことはできません。この色合いをそのまま保つ事ができれば、どれほど良いだろうか?昔からこの青さを長期間にわたって保つ方法を沢山の方が模索してきましたが実現されていません。


なので青竹酒器やお猪口として製品化する場合についても、まるで生鮮食品のような取り扱いをしており、伐採、加工してものはその日のうちにお客様にお送りさせていただきます。予約販売とさせてもらっていて、お届けまでに時間がかかるのも注文ごとに竹材を伐らねばならず天候や仕事の段取り、あるいは竹林によって適材が入手できない事があるからです。


お使いの予定日に余裕がないとお届けできかねる青竹お猪口も、このように色合いの管理が大変なので本来は一回限りしか使用されない贅沢な品という事になります。しかし、飲食店やホテル、旅館さんではさすがにこれでは高価すぎで使う事はできません、何度か使用する場合には冷凍庫に保管して数回はお客様にお出しするようにされている所もあります。さすがに時間が経つと色合いは無くなり、元の若竹のような感じではなくなっていますがそれでも自然の竹に入ってくる日本酒というのは目にする機会も少なく有難く思います。


容量的には、もう少し入るものが多いのですけれど自然の竹の形は一定ではありませんので余裕をみて青竹お猪口が直径約6センチ、高さ7センチ程度で50ml~100mlくらいの容量記載とし青竹酒器の方は同じく直径約6センチで高さが35センチくらいありますのでが容量的には250ml~300mlとさせてもらっています。


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