昔はなかったけれども生活様式や暮らし方の変化によって生まれた現代病と呼ばれる病があります。たとえば足の親指が小指の方に極端に曲がっていく外反母趾は女性がハイヒールなどを履くよになってできた足の病気であり、その昔の鼻緒の生活の時にはなかったそうです。そこで竹皮草履など室内でも鼻緒の履物が見直されて外反母趾の予防に使われたりしていますので竹が現代病に役立つことは他にもありそうです。
今、若い学生さんなどを中心に言われてるのがスマホ首、あるいはストレートネック、クレーンネックなどとも呼ばれる症状をご存知でしょうか?首や肩の傷み、頭痛、めまいなど様々ですが新国民病と言う方もおられるほど多くの方がこの傾向にあるのはパソコンの普及、そして一日中使っているスマホにあるようです。
そんなスマホ首対策に極太孟宗竹を半割にした竹首枕が活躍します。実はこの半割枕の歴史は古くて、ずっと昔から竹の放熱性や肌さわりの良さを活かした竹枕がありました。新しい病が出てくるのは喜ばしい事ではありませんが、この時代になってようやく人が竹枕に追いついてきたのかも知れません。
両サイドに入れた切れ込み、竹首枕のデザインはそのまま昔の製品を踏襲した形にしています。
素材の孟宗竹は安定させてるために加工する前に高温で蒸し焼き状にして油抜きした状態にしています。ここだけ見ると竹の太さは均一で丸く、身もしっかりと厚みがあるものと勘違いされそうですが、この積み上げられている何十倍もある沢山の素材の中から厳選して、竹枕に適した使用できる竹材料のみ炭化しています。
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