竹伐採のシーズンは今月1月末までですが、雨が降ると竹林に入る事はできても細く急な山道を機械で上り下りする事ができなくなります。画像では、なかなかこの急角度の斜面というのがお伝えしずらいのですが見学に来られた方の中には少し上がってきて頂上に向かう道を見ただけで竹林まで登るのを諦める事すらあるようなキツイ傾斜の坂道です。
なので雨の日に山に行く事は本当に少なかったのですが、たまたま機会があって濡れた竹林に入るといつもとは全く違った竹の表情があり驚いた事があります。濃い緑色の竹葉に虎竹の色合いが黒光りして見える、雨音だけしか聞こえない静寂の世界、知らなかった雨の竹林の魅力を教えてもらった気がして感謝したのです。
ただ、やはり帰りは要注意。虎竹の里周辺の土壌は粘土質の赤土です、雨に濡れると光沢を放つ山道は本当に滑りやすいのです。慣れない方でしたら手ぶらでも尻込みしてしまって、尻もちをつきながら恐る恐る下る雨降りの山道。この道で働く山の職人の凄さを思う、虎竹の里の「行きはよいよい帰りは怖い」です。
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