昨年に「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」という言葉を教わりました。桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる、つまり人徳があり、温かな人の元にはいつの間にか人が集まるたとえだそうです。
「道」と言えば自分にとりましたら虎竹の里に毛細血管のように伸びる竹林に向かう山道しかありません。今年も1月末までが伐採のシーズン、いつもは静か山々にも耳をすませば遠くの方に聞こえるのは竹を伐り出す音。細く曲がりくねった急な山道ではありますが、確かな息づかいを感じる竹虎初代からずっと生き続けている命の道です。
「虎竹もの言わざれども下自ら蹊を成す」
虎竹を皆様にご愛顧いただき、ご支持を頂戴いただけているからこそ、この道は続いてきました。この一年、この一年、そして今年もこの一年という思いで歩いて行くきます。何卒よろしくお願いいたします。
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