梅干しざるや野菜干しに最適!エビラ籠の網代編み

竹職人ヒゴ取り


太く伸びのよい孟宗竹が運ばれて来ます、職人が粗割した厚みのある竹ヒゴを4枚に柾割していきます。先月の15日に開催された全国竹の大会高知県大会では高知の孟宗竹をミロクテクノウッドさんがトヨタレクサスの竹ハンドルに製造される話があり、現地研修会でも大人気でしたが、そのような活用はつい最近の事なのです。


真竹が豊富とはいえない高知では孟宗竹を竹編みに使うことが多く、真竹や淡竹で編まれる横編みの竹笊や竹籠などでも芯には丈夫な孟宗竹が使われているのです。


エビラ竹網代編み


エビラをご存じない方のためにお話しさせていただきますが、この竹籠は元々は蚕籠として木枠の中に竹編みをしつらえられていた古くからの道具が元になっています。当時はまさか都会で干しざるとして使われようとは思ってもみなかった事だと思いますが、地元の農家さん用とは別に使い勝手の良いハーフサイズを作ってみたところ人気となり今では大きなサイズも皆様にご愛顧いただいております。


竹は旬の良い時期だけの材料を使わねばなりません。梅干しの土用干しなど来年の梅雨明けの頃の事ですので、まだまだ先ではありますが竹編み部分はこうして前もって少しづつ編んで用意しているのです。


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