田辺竹雲斎さんには虎竹を作品だけでなく大きなインスタレーションにもお使いいただきますが、この方ほど虎竹の里の竹林に来られる作り手は他にはいません。ここ数年は毎年のようにお越しいただいており、今回もテレビ撮影のために海外での展示会前の忙しいスケジュールをぬって、わざわざ大阪からお越しいただきました。
さすがに世界で活躍される田辺さんだけあって撮影クルーは何とアメリカから来られています。そして、国内の別の撮影スタッフとドローンでの撮影チームが通訳の方も同行されていました。
虎竹の色づきには海からの潮風が影響しているとの言われるほどなので虎竹の里は実は海に近く、竹林上空に上がりますと土佐湾までの雄大な景色が映しだされます。虎竹を育む美しい自然の映像をしっかりと撮られていましたので全米放映の1時間番組と言いますが出来あがりが楽しみなのです。
思えば田辺さんの作品もインスタレーションも世界各国で紹介されていますが、虎竹と言えば、必ずこのガスバーナーを使いここから嫁いでいった竹たちばかりなのです。
ヨーロッパやアメリカなど外国での展示と言いますと行った事もないし、遠くてイメージがわきにくい方もおられるかも知れません。田舎者の自分も昨年、パリのギメ美術館「五大」を実際に拝見するまではその迫力などは想像できずにいました。
そこで、東京の方でしたら何度か足を運ばれた事のある日本橋高島屋さんでの写真ならどうでしょうか?今年は高島屋さん一階にて巨大な虎竹インスタレーションを創作されていました、お馴染みの場所でしたら、空間での迫力の大きさ、圧倒的な存在感がよりリアルにお分かりいただけると思うのです。
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