第58回になります全国竹の大会高知県大会が無事に終了することができました。全国竹産業連合会が主催して日本各地で毎年この時期に開催している大会なのですが、実はこの会に参加していますのが高知県では自分だけなのです。
もちろん高知には日本唯一の虎竹があり長い歴史もあります。しかし、他にも特徴のある竹があったりするものの大きな産業としてまでは出来ていないのが現状です。だから、竹の組織や組合もない地域での開催とはどうだうろか?うまく運営できるのか?一年前の東京大会で大会旗を受け継いだ時には一体どうなるのかと正直思っていたのです。
ただ、高知県にはミロクテクノウッドさんという素晴らしい会社様があり、トヨタレクサスの竹ステアリングを製造する超高度竹集成材の進んだ技術があります。品質の一定しない竹の工業化は竹業界でも長年の課題の一つですし、多くの方にヒントとなる事があるのではないかと考えていました。
また、竹は衣食住のすべてに昔から深く関わってきましたが全国竹産業連合会には筍生産農家さんや流通の方々も参加されています。そこで近年、認知度を高めつつある南国市は白木谷の四方竹の取り組みにも関心の高い方が多いのです。秋に収穫されてる筍は美味な事はもちろんですが、高い競争力もあるのではと思い是非紹介したかったのです。
開催されました高知県大会ですが当初の不安など全く払拭させる大成功ではなかったと思います。タイ国からの12名の参加を含め100名近い方々に参加いただき、ヤンガーセッションとよばれる志の若い皆様の発表もふくめて熱い情報交換ができました。
自分の右側にお立ち頂いてるのが世界のミロクテクノウッド片山弘紀社長様、左側は竹集成材技術を共同で開発された高知県立紙産業技術センター所長の篠原速都先生です。このような大きな高知県大会では田舎者の自分は何もできません。裏方には、すべて全国竹産業連合会事務局の渡邊政俊先生はじめ、行政機関、地元サポートの皆様にお願いしておりました。
そして、大会メインとも言えますシンポジウムでは、地元の英雄坂本龍馬にあやかったテーマ「竹業界の夜明けぜよ!」を、まさに実行されて新しい竹の時代を開かれてきた片山社長様、篠原先生のご両名のトークセッションに尽きるかと思います。
多くの方のお力添えによって高知大会を何とか無事終える事ができました。お陰様で全国からの竹業界の皆様にもご満足いただけたかと思います、本当にありがとうございました。地元メディアの応援も嬉しかったです、RKC高知放送さんには夕方のテレビニュース番組の中で取り上げていただきましたし、高知新聞さんにも掲載いただきました。まっことありがとうございます!
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