虎竹名刺入れリニューアルが進んでいます。今回の製作では革部分でどうしてもミシンが使えない工程があって予め細かい穴を開けたところに職人の手縫いで一針一針糸を通していっています。
革部分を一新しますので、革の形にあわせたそれぞれの金型が必要です。このような金型ひとつにも別誂えで製作していただく職人さんがおられますので、思えば素材加工からはじまり沢山の手仕事を経て商品が完成するのだと改めて感じます。
今回の大きな一つの課題であります名刺の収納力アップのためにデザインされた革の設えです。何枚もの革を重ねて厚みのある枠を作り、そこに蓋をかぶせるような形でホルダー部分を製作しようと考えているのです。
竹工房には竹細工用の機械や道具がありますが革細工には革用のミシンが据えつけられ、色とりどりの縫い糸がズラリと並びます。随分と違う様相ではありますものの新しいモノが作り出される同じ空気感に包まれています。
名刺入れは今月中頃には試作ができあがり、少しづつご紹介できるようになってくると思っています。カード入れの試作も同時進行していますが、こちらはジッパー仕様にしました。小さいサイズの竹製品でジッパー付きのタイプは初めて作る事になりましたが一番最初の試作品を自分が試しにしばらく使ってみて非常に満足できる使い心地でした。
実は免許証入れが古くなってしまい探していましたが気に入るモノがなかなかありません。そこで、今回のリニューアルではまず名刺入れとカード入れを製作することにしました。出来あがりを一番楽しみにしているのは、やはり自分なのです。
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