生誕百四十五年、竹工芸家・二代飯塚鳳齋展

 
竹工芸家・二代飯塚鳳齋展


飯塚琅かん斎と言いますと竹芸家界に燦然と輝く誰もが認める大作家ですが、その実兄である二代鳳齋の展示会のお知らせを頂いています。時の過ぎるのが早いのは「往ぬる、逃げる、去る」という一月、二月、三月だけではありません、先月に行きたいと思いつつ、あれよあれよという間に10月になっちょります。


生誕145年という事ですが、この時代の竹工芸は魅力的で秀逸なものが多いのです。思わず引き込まれてしまいます。竹が日本独自の芸術へと進化を遂げていたからでしょうか、背景には煎茶文化などがあり竹芸を応援するパトロンの存在などがあったと言われます。しかし、関西によ、関東にせよ根底にあるのは竹の地位向上という竹を手にする者が誰しも一度は感じた共通の想いであったと思っています。


竹工芸家・二代飯塚鳳齋展


日本を代表する竹芸家二代飯塚鳳齋ですが、今までまとめて紹介されてる機会が少なかったようです。チラシに掲載されている作品だけでも見応え十分!籃火鉢など素晴らしいのですが、なんと50点が揃って展示されていますぞね。会期今月22日(日)まで、会場はとちぎ蔵の街美術館、栃木というと遠い感じはするのですが東京駅から最速だと1時間程度で到着するそうです。芸術の秋でもありますので、この連休など竹の世界に浸り豊かな時間を過ごされたい方には是非おすすめですので足をのばされるのも良いのではないかと思っています。


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