スズ竹手提げ籠の持ち手の修理について

スズ竹手提げ籠バック修理


スズ竹は竹の中でも丈夫で耐久性が高いので、大切にご使用いただいたら一生どころか、娘さんに譲って親子二代に渡ってご愛用いただけるほどの竹細工なのです。板前さんや料理人の方が使っている市場で見かけるスズ竹市場籠はボロボロになっていて、底の四隅にガムテープで補強されていたりましすが、あれは毎日毎日酷使しているからであって普通にお出かけや、お買い物での使用でしたら全くビクともしない竹素材ぜよ。


長く使われているだけに年期が入って風合いの渋くなった籠を見かけることも多いのですが、唯一傷みの出やすい箇所がやはり持ち手部分なのです。今回の修理では、この持ち手付けをすべて取り換えとなりました。色合いが段々と飴色っぽく良くなってきた本体編み込みに対して、真っ白な籐巻きの持ちて。


竹籠バック修理


以前、白竹の手提げ籠の底編みの竹を一本だけやり替えた事がありました。飴色に変色した竹の中に真新しい竹というのは目立つものです、今は若干の違和感があったのかも知れません。しかし、そんな感じを持ったとしても本当に一時の事です、気づかないうちに色合いが馴染み、修理した事すら忘れてしまう日がやってくるのです。


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