夕闇迫るバンブードーム、バンブーナイトの前に、ここの説明をもう少しだけ詳しくしておきたいと思っているのです。都会の夜と違ってbambu indahの夜は真暗です、明るいうちでないと分かっていただけません!
まずホテルとなると気になるのがベットです、ここバンブードームの中央にはドーーーンとふかふかのキングサイズのベットが置かれていて大型まくらも4個用意されていますので寝心地は最高です。
テントと言うか日本の蚊帳のようなものですが、ジッパーを開けて外に出ると竹のテラス。座布団も2組用意されていて、景色を眺めながらゆったりと過ごせます。
日本には竹の月見台があって、なかなか贅沢なものなのですが、このバンブーテントでも素晴らしい緑に囲まれ竹の感触が心地よく一度座ったら極楽ぜよ。
この竹テラスを支えているのも当然竹です。絶壁に張り出した建物の足元を複数の竹でしっかりと固定されています。まったく揺れもありませんので、竹で出来ている事など忘れてしまう程、通常の鉄筋コンクリートのホテルで休むのと何ら変わらないのです。もしかしたら、あんな細いたけで心配だと思われる方がおられるかも知れませんが、複数の竹を組み合わせるほど強いものはありません。
例えば、香港の高層ビルの足場はすべて竹で組まれています。建築作業員の方々は竹に命を預けて仕事されていますけれど長年の経験から固く、それでいて柔軟性があり、しなやかな竹に100%の信頼を持たれていると思います。なので竹にとっては、こんな小さな竹ドームを支えるなど何ともない事なのです。
次はバストイレですろう。割竹で囲まれた通気性バツグンのスペースとなっています、右側がお風呂場で左側がトイレです。
トイレも開放的、素晴らしいです。
座って目の前に広がる景色はこんな感じです!こんな、ゆったりした気分のトイレなど他にあるでしょうか!?まっこと、ここでしか体験できません。
トイレは普通ですが、右側のバスルームが、ちっくとだけクセがあるのです。ここはフロントからも遠く離れた高台に作られています。水道は通っていますので水は出るのですがお湯はありません。
なら、どうやってお風呂に入るのか?
実は、この壺がお風呂なのです!すごいサプライズです!
この魔法瓶に入っている熱湯を壺に注ぎ、水でうまえて適温にします。それから、ぶら下がっているヒシャクでお湯を汲んで使うのです。
シャンプー、リンス、ボディソープも揃っています。良さそうな石鹸類ですが、敏感肌の自分は持参した炭石鹸を使います。
この日の気温は過ごしやすかったのですが暑い地域です。風呂上りも涼しく快適にいられるように扇風機が置かれています。これも竹製!画像後ろ側にある丸いのが竹扇風機、竹工場でも見かけたものでした。ユニークな形ですが、風向きを自由に変えられるのです。また、電話がありません。フロントとの連絡は「WhatsApp」というSNSを使うようでした。スマホが重要になってきますが充電器まで竹です。
さて、いかがだったでしょうか?
おっと忘れるところでした。このバンブーテントのベットの枕元には耳栓が置かれています。障害物が何もないからでしょうか?遠くの川のせせらぎが思ったよりも大きく聞こえるのです。しかし、これは使いません。せっかくbambu indahに来たのだから、ここの音も楽しまねば。川の音、虫の音、鳥の音...都会では自然な音は何ひとつ無いのではないですろうか?それがどうでしょうか、ここでは大自然の音に溢れかえっています!
bambu indahジャングル大合唱団、特等席を用意してもらっていました。
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