少し遅くなりましたが、今年も夏のインターンシップが無事に終了しました。2000年から始めた試みですが、こんなに長く続くとは思ってもみませんでした。すべては第1回目に開催したインターンシップでの学生さんの、どんな仕事にも実直に取り組む姿勢と目的意識の高さに驚いた事から始まります。
物事は多面体であり、同じ事柄でもその人の取り方によってプラスにもマイナスにもなる事を学生さんたちに教えてもらいました。こんな意識の高い学生さんたちが取り組むインターンシップなら来年も開催したい、そんな思いの連続で今年の夏まで来たのです。
もう一つ、インターンシップを開催続ける大きな理由がありますぞね。それは、元々若い方の少ない職場でもあり又自分が入社した当時は大卒社員など誰もいない会社でしたが、若い大学生が自分たちの仕事場に来る事が大きな刺激と喜びになると感じた事です。
もちろん、最初は戸惑いもありました。職人は誰も学生さんと関わることに積極的ではありません、しかし、学生さんたちが自分たちが当たり前に思ってきた虎竹の事や、普通にやっている仕事に驚き、感動する姿にほんの少しづつですが竹の仕事の価値を見出してくれていると思いました。
学生さんが鏡となって竹虎の姿を写してくれちゅうのです、こんな有難い事は無いと思っているのです。
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