少し特殊な使い方をされる花籠なので馴染みはあまりないものの、籠花(かごばな)と呼ばれて祭壇に飾る御供花用として主に製作されていた竹花籠もポスターには写っています。
最近ではありま見かける事がなくなりましたが、小さい頃にはこの大振りな竹籠を満載したトラックが走っていたのを思い出します。使用される場所が限定されていたため、あれだけ存在感のある大きな竹であるのに使われてるのを見る機会がないなあと、ずっと不思議に思っていましたので印象深く忘れていないのです。
葬祭場等で飾られる事を知ったのはそれから後の事で、なるほどと納得もしましたがこの籠なども現在の工場で編まれている竹籠とポスターで見る事のできる籠そのままです。
昔からずっと変わることなく作り続けられてきた事は間違いないのですが、それでも40数年の時を経てこうして形として見られると先人への思いも一入です。よくぞこのような資料が残っていたと改めて思うのです。
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