ジャパン・ハウス サンパウロ(JAPAN HOUSE Sao Paulo)の講演では在サンパウロ日本国領事館の領事の方のお計らいで講演に先立ち高知県人会々長の片山俊一アルナルド様のご挨拶を頂戴いたしておりました。
ブラジルには高知からも沢山の方々が移民として移住され活躍されている事は何となく知ってはいましたものの高知県人会なる組織がどのようなもので、どんな活動をされているのかは詳しく存知上げてはいませんでした。そこで、このようなめったに無い機会ですのでサンパウロの高知県人会の皆様とも是非にともという事で交流をさせていただいたのです。
まず驚いたのは立派な高知県人会の会館です。高級住宅街の一角の大きなお屋敷がそのまま会館として使われています。管理人のいる門を通って塀の中に入り車を降りた入り口すぐの所には中内力知事、橋本大二郎知事、尾崎正直知事と歴代の高知県知事の写真が飾られています。案内された大ホールのステージには高知城、桂浜、龍馬像、はりまや橋、尾長鶏...故郷を遠く離れているからこそ高知に暮らす自分達よりも郷土愛を強く持ち、連携して頑張られている事がそのまま伝わってきて胸が熱くなります。
そして、唸ったのが会員の皆様方が用意いただいた料理でした。
地球の反対側、サンパウロで頂くカツオのタタキやサバ寿司、まるで母が作ってくれるような茄子料理での歓待!まさに距離は関係ありません、ここには高知の血が流れる土佐の国だという事に心から感激したのです。
実は、そのような皆様から尾崎正直高知県知事に現地にお越し願えないかとメッセージを託されています。田舎の小さな竹屋ですので何もできませんがブラジルで土佐人の温かい笑顔に接し、高知弁を聞いたからには、これをお伝えせねばという一心でおります。
それと言うのもサンパロウ新聞から取材に来られていた記者の方によりますと来年は日本からの移民110周年との事で例年開催される日本祭りというイベントも7月20日から22日までサンパウロ市エキスポセンターにてかなり盛大に催されるそうなのです。
この祭典には高知県人会も郷土料理の販売などされるそうですし、翌8月には65周年の節目を迎える土佐祭(サンパウロ市公式行事)があるとの事でした。竹は節があるから強く、しなりがあり折れません。まっこと礼節を重んじる日本人の精神文化そのままが竹の姿と思うこともありますが高知とブラジルもひとつの節目、このタイミングですので現地の会長さんはじめ皆様が古里からの訪問を心待ちにされているのでした。
サンパウロからの帰りはドバイ経由で成田空港、それから羽田まで移動してから高知龍馬空港に帰ってきますが、この帰りの機内でたまたま隣になったのが高知県選出の参議院議員であられる高野光二郎先生ぜよ。すごいぐっとタイミングぜよ!もちろん、今回のブラジル高知県人会の皆様の事は、こじゃんと(とても)お伝えしています。
ブラジル高知県人会
Rua dos Miranhas, 196, Pinheiros, Sao Paulo, SP, CEP 05434-040
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