南米ブラジルといえばアマゾンぜよ。熱帯雨林が生い茂り、強烈な太陽が照りつける。そしてリオのカーニバル。サンパウロからほど近いリオデジャネイロで開催される世界最大級のお祭りでは熱狂的な踊り子たちと激しいリズム、まさに暑い常夏の国とずっと思いよりました。
日本でも南国土佐と言われる高知で生まれ育っていますので暑さには強いと自信はありますものの、これからの季節ますます暑くなってくるこの時期に南米へ行くからには猛烈な暑さ対策が必要だと思っていたのです。そうなると、強い陽射しを遮る竹帽子を持参しないワケにはいきません。
「さて、どれにしようかのう?」
そもそも帽子というのは色々とあっても共通しているのは素材の柔らかさ。布のにしろ、革にしろ、植物を使ったものもありますがフィット感が重要なのでソフトなものが多いと思います。前に帽子作家の方に竹皮を素材として提供させていただいた事もありますが全て肌触りが優しいものばかりです。
ところが自分の使う竹帽子は真竹製ぜよ。もともと職人さんのお父さんが自分用に編んでいたものを見よう見真似で作って被っていたのを見て欲しくなり編んでもらったのが始まりです。最初は分からないので自分のもっていた布製の帽子と同じ寸法に作ってもらいましたが、薄い布生地は頭の形にあわせてくれますが竹ヒゴはそうはいきません。そこで何度かやり直したり、少しデザインを変えてもらったりしているうちに複数の帽子が出来あがったというワケなのです。
「よしっ!今回はコレにするかにゃあ」
手に取って持って行くことを決めたのは良いのですが、南米は日本の裏側。うっかりしちょりましたが、これから真夏に向かう日本とは反対に冬になるそうぜよ!?サンパウロの気温も調べたら、これから7月と言ったら最低!一年で一番寒い時期ながぞね!薄手のセーター、カーディガンなど持って行ったら良いと書いちゃある!?まっこと(本当に)田舎者何ちゃあ分かってないきにイカンちや。
まあそうは言いつつ、あの大好きな職人さんの帽子にも、南米を見せたいと思い持ってきたのです。
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